じみた 東京ツアー 2004年7月

2004年7月20日(火)~8月2日(月)

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前置き

2004年7月20日(火)
<渋谷 JZ Brat>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 池田芳夫(b) 大坂昌彦(ds)

2004年7月21日(水)
<四ッ谷 ウィル>
「山口新語 グループ」
久保田浩(p) 玉木勝(b) 山口新語(ds)
※初共演:玉木勝(b)

2004年7月22日(木)
<水道橋 東京倶楽部>
「高樹レイ デュオ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p)

2004年7月23日(金)
<吉祥寺 メグ>
「諸田富男 グループ」
福永綾子(vo) 右近茂(ts) 久保田浩(p) 藤田耕平(b) 諸田富男(ds)

☆セッション参加 (深夜)
<阿佐ヶ谷 マンハッタン>
三木成能(p) 黒田勉(b) 公手徹太郎(ds)

2004年7月24日(土)
<東中野 レガロ>
「大森明 グループ」
大森明(as) 久保田浩(p) 渋谷盛良(b) ?(ds)

☆セッション参加 (深夜)
<高田馬場 イントロ>

2004年7月25日(日)
<習志野 ブラック・セイント>
「ジャムセッション ホスト」
「長谷川博久 グループ」
久保田浩(p) 高橋節(b) 長谷川博久(ds)
※初共演:長谷川博久(ds)

2004年7月26日(月)
<目黒 ジャムハウス>
「ヴォーカルセッション ホスト」
「高橋節 デュオ」
久保田浩(p) 高橋節(b)
※初共演:沖野ゆみ(vo) 吉田正広(ds)

2004年7月27日(火)
<FMラジオ収録>
<しゅうなんFM>
「アーバン倶楽部 鈴木リエの Love Train」
鈴木リエ(vo) 久保田浩(ep)

<代々木 NARU>
「六角幸生 グループ」
六角幸生(vo) 久保田浩(p) 佐瀬正(b)

☆林さんとの飲み会 (深夜)
[新所沢 信濃路]
[新所沢 魚民]
久保田浩(p) 林正男(b)

2004年7月28日(水)
☆水道橋の駒安へ飲みに行く

2004年7月29日(木)
<高田馬場 GATE ONE>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 吉田豊(b) 鎌倉規匠(ds)
※初共演:吉田豊(b)

2004年7月30日(金)
<中山 レフトホース>
「鎌倉規匠 グループ」
久保田浩(p) 高橋節(b) 鎌倉規匠(ds)

2004年7月31日(土)
<葉山 ラ・マーレ・ド茶屋>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 斉藤草平(b) 鎌倉規匠(ds)

☆セッション参加 (深夜)
<高田馬場 イントロ>

2004年8月1日(日)
☆セッション参加
<国分寺 T's>
塩本彰(g) 秋田紀彰(b) 野崎正紀(ds)
※初共演:秋田紀彰(b) 長澤勇気(b) 野崎正紀(ds)

☆ヴォーカルセッション参加
<吉祥寺 赤いからす>
諸田富男(ds) 林正男(b) 岩谷泰行(p)

2004年8月2日(月)
☆帰郷




前置き

 このツアーを行なうきっかけは初日のライブです。レイさんに誘われたのですが、メンバーがベースの池田芳夫さんとドラムの大坂昌彦さん、実に素晴らしいメンバーです。そこで上京する事にし、新幹線の往復チケットの有効期間14日間、ライブツアーを行なう事にしました。

 泊まった場所はもちろん「ホテル岸」。前年の11月にもお世話になった、ジャズ研の後輩が経営する日本一素晴らしく日本一安いホテルです(^^)。支配人の岸くん、またまたお世話になりました。


2004年7月20日(火)
<渋谷 JZ Brat>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 池田芳夫(b) 大坂昌彦(ds)

 この前日まで、北九州で3日間のイベントでした。ドラムの定行さんのプロデュースで、レイさんやテナーの右近茂さんなどと一緒でした。ですのでレイさんとは続いてのライブとなりました。ただ東京への移動は、私は新幹線、レイさんは飛行機でした。

 朝7時頃に起きて準備。小倉を9時40分ぐらい発の新幹線で東京へ。降りたのは品川駅。前年の10月に東海道新幹線に品川駅が出来て便利になりました。

 レイさんと渋谷駅で待ち合わせをしていたので、品川駅で降りて山手線に乗り換え・・・の時です。構内を歩いている途中でレイさんから電話。「品川で待ってて」。あれ?レイさんは飛行機で私よりかなり早く東京に着いているはず。なぜ品川?まあいいや。品川で待つ事にしました。

 そしてレイさんが来ました。

  「ジミちゃん!連れがいるの。」

なんと、前日まで一緒だった北九州在住の定行さんが一緒にいるではありませんか。定行さんはこの日は北九州にいて会社にいるはず。なぜ東京?・・・どうやら定行さんが関係している東京の会社で何かあったようで、対処しなければならず上京したとの事。顔色が前日と違ってあまり良くない。仕方ないですね。奇遇ではありますが。

 3人で品川駅構内の喫茶店で20分ぐらい休憩。そして定行さんとは別れて、レイさんと渋谷へ向かいました。

 駅に着き、店までは徒歩なのですが、外の暑さが尋常ではないです。思えば品川駅構内も熱風が吹いていました。とにかく異様な暑さ。私もレイさんも北九州から来たばかりで大荷物を持っていたのですが、レイさんは家に帰る時間がないし、私もホテル岸へ行く時間がありません。2人して大荷物を持ったまま渋谷の街を歩いて行ったのですが、後から聞いた東京の気温は、

  39.5℃

バカヤロー!誰がそんなに暑くしたんか!(^^;)。なんと観測史上最高だと。なんたる事!よりによってそんなサウナな日に巨大物を持って渋谷の街を歩くかね?フラフラになりながら店にたどり着きました。誰か責任とってくれ!(^^;)

 店で少し休憩。そして池田さんと大坂さんが来るまで2人でリハ。

 しばらくして池田さんが来ました。3月のレイさんのツアー以来です。3人でリハ。

 そして大坂さんが来ました。会うのは約1年ぶりです。前年の8月に北九州のイベントで大坂さんやベースの安ヶ川くんが来た時に観に行って、その後にセッションをしたのですが、それ以来です。4人でリハ。大坂さんとのライブは久しぶりですが、やはり素晴らしいです。

 リハが終わって、店からパスタ料理を頂きました。美味しかったです。

 ライブ。池田さんと大坂さんの組み合わせは素晴らしかったです。内容は福岡ブルーノートの再現のような感じでした。箱の空間自体が素晴らしく、音の響きも大変良かったです。

 終わって、少し休憩して解散です。私はホテル岸までレイさんの関係者に車で送ってもらいました。

 着くと支配人は私を待っていました。早速2人でビールを購入。さっさと寝ないのが2人の良いところです(^^)。深夜3時ぐらいまで飲みました。

私(p) 高樹レイ(vo) 池田芳夫(b) 大坂昌彦(ds)

池田芳夫(b) 高樹レイ(vo)

私(p)

池田芳夫(b)

大坂昌彦(ds)

常に演奏の映像が壁に映されていました。


2004年7月21日(水)
<四ッ谷 ウィル>
「山口新語 グループ」
久保田浩(p) 玉木勝(b) 山口新語(ds)

※初共演:玉木勝(b)

 ドラムのバクちゃんこと山口新語くんから頼まれたライブです。場所は四ッ谷三丁目と曙橋の間にあるウィル。4年ぶりぐらいです。テナーの岡崎くんとデュオをやったのが最後だったと思います。

 夕方頃に出かけて店へ。入るとバクちゃんがいて、楽器はセッティング済みでサウンドチェックをしていました。会うのは約1年ぶり。前年の8月に高田馬場のイントロでセッションして以来です。

 しばらくしてベースの玉木くんが来ました。私は初対面です。バクちゃんが「今、若いベーシストでは彼が一番良い」とブッキングしてもらいました。挨拶をしてサウンドチェック。この日はスタンダードを演奏する予定なのでリハはありませんでした。

 ライブです。バクちゃんはもちろんですが素晴らしかったです。玉木くんは25歳になったばかりとの事でしたが、大変良かったです。「余計な事をしない」「自分が歌っている事しかやらない」。その若さでこれが出来る事自体が素晴らしいです。とてもやりやすかったです。

 終わって、少しだけビールを飲みました。玉木くんは先に帰りました。そしてバクちゃんが都営地下鉄大江戸線の若松河田駅まで車で送ってくれました。駅は店から近く、ホテル岸は大江戸線1本で帰れます。

 ホテル岸へ帰ると支配人が待っていました。前日に続き深夜3時ぐらいまで飲みました。


2004年7月22日(木)
<水道橋 東京倶楽部>
「高樹レイ デュオ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p)

 東京倶楽部に出演するのはかなり久しぶりです。店自体は前年の11月に鈴木道子さんのライブを観に行ったので、それ以来です。

 この日はリハは無しで、本番1時間ぐらい前にレイさんと水道橋の天狗へ行きました。

 そして店へ。すぐライブ。40分3回ステージです。

 最初のステージに知人の正田さんが来てくれました。私のHPのスケジュールを見て来られたようです。正田さんにはたいへんお世話になっているので嬉しいです。レイさんとも知り合いだったので3人で少しお話しました。論文で忙しいとのことで1ステージで帰られました。

 1ステージが終わった時、ある女性から声をかけられました。

 「昔、中央大学のビッグバンドのピアノのたえさんに誘われて、じみたさんのライブを観に行ったんです。」

・・・うぅ、あなたが覚えていても、あたしゃそういう人がいっぱいいますからねぇ。で、名前を聞くと「すみれです」、う~ん、これだけではわかりません。姓は?「三宮(さんぐう)です」、さんぐう?・・・ん?ひょっとして中央大学のピアノの・・・「そうです」、おお、そのとおりでした。確かにずいぶん昔、西麻布のウッディベルのライブに来てくれた事があります。その時にピアノのたえちゃんに紹介されました。なぜ覚えていたかというと「さんぐう」という名前が珍しかったからです。10年以上会ってなく顔は忘れていました。すみれちゃんは西麻布のミスティでたまにライブをやっているとの事。彼女は私の直接の後輩ではないですが、六大学ビッグバンド連盟で同じなので、大きな意味で後輩です。後輩が少しずつ活動しているというのは嬉しいですね。彼女は私の翌日のライブも見に来てくれるとの事。ありがたいです。

 2ステージが終わった時、ジャズ大先輩のドラムの内田さんが会社の女性と来てくれました。内田さんと会ったのは前年の8月の検査入院に面会に来てくれて以来で、約1年ぶりですね。会社の女性とも昔、会った事がありました。知人の日下部さんが幡ヶ谷で出していた店「スタンダーズ」で内田さんと会った時に、内田さんが連れて来ていました。

 最後のステージをやって、ライブは終了しました。すみれちゃんはすぐ帰り、私とレイさんと内田さんと連れの女性の4人でしばらく飲みました。そしてこの日はレイさんの関係者が私を車で送ってくれる事になりました。

 ホテル岸へ帰り、支配人と深夜3時ぐらいまで飲みました。


2004年7月23日(金) [1]
<吉祥寺 メグ>
「諸田富男 グループ」
福永綾子(vo) 右近茂(ts) 久保田浩(p) 藤田耕平(b) 諸田富男(ds)

 メグは前年の11月にも諸田さんのグループで出演しています。その時のヴォーカルも綾子ちゃんでした。

 夕方、吉祥寺へ。店へ入ると、諸田さん、綾子ちゃん、藤田さんがいました。ベースの藤田さんは10年ぶりぐらいです。といっても藤田さんを知らない人も多いと思います。藤田さんは、歳は私の2つ上で、かつて関東で大活躍していたベーシストです。藤田さんと同い年のベーシストには、佐々木悌二さん、俵山昌之さん、佐藤慎一さんなどがいて、藤田さんはこれらの人と同様に活躍していました。ある時突然ニューヨークへ行き、数年住んで、日本に帰って来てすぐ、実家のある四国へ戻ってしまったのですが、ほんの少し前に東京へ戻って来て演奏を再開したようです。若い人は名前を知らないでしょうが、昔の仲間が復活してくれるのは嬉しいです。

 しばらくして右近さんが来ました。右近さんとはたった4日ぶり。北九州のイベントで会ったばかりでした。

 ライブ。内容はやはり諸田富男グループです。相変わらずのオーソドックスなスタイル、スイングする演奏で楽しかったです。途中1曲男性の方が飛び入りで歌いました。

 前日のライブに突然来てくれたピアノの三宮すみれちゃんが、約束通りこの日も来てくれました。前日は彼女とあまり話せなかったので、この日は色々話しました。昼は店の店員をやりながらとの事でしたが、やはりピアノがやりたいようです。頑張ってほしいです。

 終わって打ち上げです。メグの演奏終了は22時過ぎぐらいなので、終電までどこかで飲んでもかなりの時間いる事が出来ます。右近さんは知り合いのお客さんが何人か来ていてその人たちとどこかへ行ったので、残りの人たちで吉祥寺駅近くの居酒屋へ行きました。

 私は翌日が19時入りと遅いので、この日はどこかで朝まで時間をつぶしてもいいかな?と思い、結局、打ち上げの最後までいました。店を出たのは深夜1時過ぎで、そこで解散となり、他のメンバーは帰りました。

 吉祥寺に残ったのは私だけです。さて、どうしようか?ベースの林正男さんに電話してみると、この日はすでに家に戻っているとの事。では、どうしよう?今日は金曜日・・・そうだ、阿佐ヶ谷のマンハッタンがセッションの日でした。吉祥寺から阿佐ヶ谷ならJRで3駅だからタクシーでもそれほど高くはないです。という事でタクシーでマンハッタンへ行く事にしました。

諸田富男(ds)
吉祥寺の居酒屋で打ち上げ中。



2004年7月23日(金) [2]
☆セッション参加 (深夜)
<阿佐ヶ谷 マンハッタン>
三木成能(p) 黒田勉(b) 公手徹太郎(ds)

 着いたのは深夜2時前ぐらい。店に入ると、もちろんセッションは始まっていました。マスターも健在。この日のホストは、三木成能(p)、黒田勉(b)、公手徹太郎(ds)で、3人とも私の知り合いです。三木くんは前年の11月に初めて会ってそれ以来でしたが、黒田くんと公手くんは結構久しぶりでした。セッション参加者はなぜかドラム2人だけでした。他は観客。この日は「三木トリオ」と「じみたトリオ」のライブ状態でした(^^)

 朝方になって、この日の通常の時間にマンハッタンでライブをやっていたドラムの山口新語くん、バクちゃんがなぜか店へ戻ってきました。私は3日前に一緒にライブをやったばかりで奇遇です。彼ともセッションとなりました。

 セッションが終わると、始発が動いているのでみんな次々と帰っていくのですが、最後、公手っちとバクちゃんが楽器の事をいろいろ話していました。2人は歳も近いだけに仲が良さそうです。

 そして私もホテル岸へ帰りました。このツアー中、初めての朝帰りでした。

三木成能(p)

公手徹太郎(ds)


2004年7月24日(土) [1]
<東中野 レガロ>
「大森明 グループ」
大森明(as) 久保田浩(p) 渋谷盛良(b) ?(ds)

 レガロは2000年の12月に1回だけ行った事があります。ベースの矢野くんに頼まれて自分の車で行ったのを覚えてます。ライブハウスというよりレストランのような感じで、料理も美味しいですし、良い印象がありました。場所を覚えていなかったのでネットで調べると東中野より落合の駅のほうが近いことがわかりました。

 夕方、東西線の落合の駅へ。店に着いて中へ入りかけた時、ベースの渋谷さんが店の中から出てきて、ドアの外でばったり。5年ぐらいは会っていなかったと思います。

 しばらくして大森さんが来ました。前年の11月に初めて一緒に九州で演奏しましたが、とても素晴らしい演奏でした。この日は元々ドラムがいなかったのですが、大森さんが若者を連れて来ました。私は初対面の方です。その方とも挨拶。

 このライブは最初から大森さんに「気楽にやりましょう」と言われ、リハもなく、スタンダードや、私や渋谷さんが知っている大森さんのオリジナルを演奏しました。さすが大御所の大森さん、1ステージ目からとてもハイテンションなブッ飛びの演奏でした。休憩時間に渋谷さんが「今のは最終ステージの演奏だよ」と言ったほど。とにかく凄かったです。ベースの渋谷さん、正統派のベーシストで、後ろからしっかり支えベースソロもよく歌う、改めて「本物のベーシスト」だと思いました。ドラムの方は名前も知りませんでしたが、素晴らしい演奏でした。あと飛び入りで叩いていただいたドラムの方がいましたが、その方も素晴らしかったです。

 1ステージが終わって店から食事が出ました。ここの食事は本当に美味しいです。ビールも頂きました。

 2ステージ目はヴォーカルの方の飛び入りが2名ほどあり、大森さんは1ステージ目以上に爆発プレイ。アンコールではテナーで「ダニー・ボーイ」を披露。凄いライブでした。

 お客さんですが満員状態でした、さすが大森さんは人気ですね。私の知り合いの方も来てくれました。

 演奏が終わると、私は高田馬場のイントロのセッションに行く予定でした。大森さんは深夜に六本木で仕事らしく、演奏後、割とすぐに店を出ました。

 地下鉄の終電が迫っていたので、渋谷さんと別れて、店を出ました。落合から高田馬場までは東西線で1駅です。

渋谷盛良(b)
休憩中、レガロの店の外で。



2004年7月24日(土) [2]
☆セッション参加 (深夜)
<高田馬場 イントロ>

 イントロのセッションはレイさんも行くとの事で、高田馬場駅で待ち合わせました。

 店に入ると知人は誰もいませんでした。店長の井上さんに挨拶。しばらく演奏を聴きました。するとマスターが店へ入って来て、「おう!じみた!いや~、元気か?」「次、一緒にやろう!」、で1曲演奏。

 その後は次々と私の知人が入って来ました。アルトの守屋美由貴ちゃん、前年の12月のイントロセッション以来です。トランペットの辰巳哲也くん、数年ぶりです。同じくトランペットの宮本やすしくん、前年の11月に一緒に演奏しました。ベースの柿崎恭子ちゃん、かっきぃとは4年ぶりぐらいです。彼女は1曲セッションに参加してすぐ帰りました。数年前に諸田さんの花見の2次会で2人して酔っぱらってバカやった仲なのに・・・(^^)

 ベースのハチくんもいつのまにか来ていました。最後のほうでドラムの山口新語くん、バクちゃんが来ました。このツアー中、彼とは3回目です。

 セッションが終わって、私とマスターと店長の井上さんとバクちゃんや他の何人かと飲みました。

 朝8時ぐらいだったでしょうか・・・をーい、8時だよ、全員集合(^^;)。お開きになって、バクちゃんに若松河田の駅まで送ってもらいました。そして地下鉄でホテル岸へ。着いたのは朝9時前でした。

宮本やすし(tp) 辰巳哲也(tp) 守谷美由貴(as) 久保田浩(p) 三浦真梨子(p) 佐藤"ハチ"恭彦(b) 柿崎恭子(b) 山口新語(ds) 高樹レイ(vo) ゴッド井上(as, 店長)


2004年7月25日(日)
<習志野 ブラック・セイント>
「ジャムセッション ホスト」
「長谷川博久 グループ」
久保田浩(p) 高橋節(b) 長谷川博久(ds)

※初共演:長谷川博久(ds)

 前日は今日の朝に帰ったので・・・表現が変ですが正しい(^^)・・・夕方近くまで寝て、ブラックセイントへ。場所は千葉県の津田沼のあたりで、最寄り駅は京成線で津田沼の1つ先の「大久保」という駅です。

 ブラックセイント、私にとっては懐かしいというか、お世話になったライブハウスです。私がドラムの諸田さんに誘われて、初めて諸田さんと一緒にライブをやったのがブラックセイントです。調べてみると1992年5月24日の日曜、12年以上前。長時間の白熱の演奏で、1ステージ目が1時間45分、2ステージ目が2時間15分。メンバーはラッパのナバロ(豊田晃)、テナーの野村潤ちゃん(男)、ベースの志村洋一さんでした。これ以降に何度か諸田バンドでライブをやりました。最後がいつなのかは覚えていませんが、随分前なのは間違いないです。

 店は京成大久保の駅から少し歩きますが、道はバッチリ覚えていました。

 入るとリーダーのドラムの長谷川さんがいました。初めましての挨拶。長谷川さんとは初めてですが、弟はベースの長谷川泰弘さんで、私は泰弘さんと長い付き合いで、よく一緒にやりました。前年の12月にもライブで会いました。

 しばらくしてベースの高橋節(とも)ちゃんが来ました。元々このセッションホストは、長谷川さんから頼まれたのではなく、ともちゃんからでした。ともちゃんとは前年の12月のイントロセッション以来です。

 さて、ネット上の日記は誰が読んでいるかわからないので、あまり悪いことは書かないのですが、セッション参加者のためにも少し悪い事を書いてしまいます。というか、この日、普通ではまず考えられない事がありました。納得される方も多いかと思います。

 店に入って、長谷川さんに挨拶して、サウンドチェックのためステージへ行って、ピアノを軽く弾いていた時です。すでに何人かお客さんがいたのですが、その中の1人がソプラノサックスを持ってステージまで来て、いきなり私に「オリジナルをやりたいんですけど、やってもらえます?」と2曲ほど譜面を渡すではないですか。私はこれまで色々なジャムセッションに数多く行っていますし、セッションホストの経験も沢山ありますが、こういうのは初めてでした。ホストの人間がサウンドチェックをやっている時に勝手にステージに上がって「オリジナルをやりたい」って譜面を渡すとは、どういう神経をしているのか?ホストの人によっては「出来ません」と断る人もいるでしょう。断られて当然の行為です。しかも譜面を見てみると、全く理解出来ないコード進行・・・

 まあだいたいこういう信じられない事をする時点で、その人の演奏レベルはわかるというものですが・・・(2曲のうちの1曲は日本語の曲名が付いていたのもありますが)・・・テーマはまともに吹けない、どこがテーマでどこがアドリブだかわからない、アドリブは何をやっているのかわからない、後テーマはズレて入ってきて、さらに何がテーマだかわからない、どこで終わるかもわからない・・・という演奏でした。予想出来ていたとはいえ、あまりにあまりの演奏でした。そういうのはセッションとは言わない、というか、曲ではないし、演奏ではないし、子供が楽器で遊んでいるのと同じです。その方、私が演奏していない時に私に話しかけてきたのですが、「私、普通の曲は演奏できないんですよ~。」「コードとか全然わかんないんですよ~。」と。あのねぇ・・・

 店のジャムセッションへの参加は、初心者やあまり演奏出来ない方でも構いませんが、最低のマナーは理解していないとダメです。そしてそういうのは、誰かに教えてもらったり、他の人が何をやっているのかを見て勉強するものです。誰でもそうしているし、私だってそうでした。自分勝手な事をやってはいけません。みんながマナーを守っていて、だからジャムセッションは成り立っているのです。ホストバンドもいるし、聴いているお客さんもいるし、店の人もいます。お金を払えば何をやってもいいのでありません。ホントたまーにですが全くわかってない人がいるんですよねぇ。ジャムセッションは自己満足の世界ではなく、自分の練習場所ではありません。

 例えコードをあまり理解していなかったり、きちんとアドリブ出来ないとしても、スタンダードを出来るだけコードどおりに吹こうとしているのがわかると、ホストも相手にしたくなるものです。ズレたとしてもこっちから合わせてあげます。わけのわからないオリジナルの譜面をセッションが始まる前から「やってくれ」と渡されて、その本人にメチャクチャな演奏をされたら、はっきりいって気分が悪いです。店のジャムセッションに参加する以上、もう少し周囲の事を考えてほしいものです。以上、愚痴でした。

 他の参加者は、まあそれなりのレベルでした。もちろん全く問題はありません。

 終わって、時間が遅いのと場所が千葉の津田沼で私は電車で帰れないので、この日はともちゃんに車で送ってもらう事になっていました。長谷川さんに挨拶をして、御徒町の方面へ。2人して腹が減ったので、どこかへ行こうという事に。御徒町の中華料理屋に入りました。ここのオススメドリンクが、
  「シークワーサーサワー」
なんだか「山本山」のなりそこないみたい(^^;)。私はシークワーサーというものを知らないので最後に1杯だけ頼んでみましたが、酸っぱかったです。沖縄の果物と書いてありましたが、そういうものなのかな。

 結局朝方になってしまいましたが、ホテル岸へ帰りました。


2004年7月26日(月)
<目黒 ジャムハウス>
「ヴォーカルセッション ホスト」
「高橋節 デュオ」
久保田浩(p) 高橋節(b)

※初共演:沖野ゆみ(vo) 吉田正広(ds)

 前日のセッションホストはベースのともちゃんに誘われましたが、この日もです。目黒に「ジャムハウス」という店が私が知らない間に出来ていました。ドラムの吉田正広さんがやっているとの事ですが、私は面識はありませんでした。ここで毎週月曜にヴォーカルジャムセッションをやっているとの事で、そのホストです。

 夕方頃、目黒へ。目黒といえばSONOKAですが、この年の8月末で閉店するとの事。私もかなりお世話になっただけに寂しいですね。

 店に着いたらまだマスターの吉田さんしかいませんでした。少ししてベースのともちゃんが来ました。お客さんも入って来ました。

 そしてセッション開始。ヴォーカルセッションのホストは、他の方はどう思うかわかりませんが、私は楽しいです、ヴォーカルがあまり好きではない人は面白くないでしょうね。1日数十曲もヴォーカルのバックをやりますからね。

 適当に休憩を入れながらセッションも進みました。

 この日に来てくれたヴォーカリストの中で、沖野ゆみさんという方がいました。初対面なのですが、なんでもわざわざ私に会いに来たようです。話を聞くとベースの磯部くんに紹介されたとの事。とある事情があって磯部くんから何日か前にメールをもらっていたので、すぐにわかりました。色々と話をしました。

 それと、あらかじめこの日に連絡があったヴォーカルの小林恵子ちゃんも来ました。他に楽器の人も何人かいらっしゃいました。

 終わって、店でみんなと飲んでいると、フルートの小島のり子さんがいらっしゃいました。私は共演した事がなく、会ったのもだいぶ前に一度だけですが、一緒に飲みました。

 ほどよく飲んで解散です。目黒からホテル岸までは、ともちゃんに送ってもらいました。ホテル岸へ帰ると支配人が起きていて、宴会開始。朝方4時近くまで飲みました。

小林恵子(vo) 沖野ゆみ(vo)


2004年7月27日(火) [1]
<FMラジオ収録>
<しゅうなんFM>
「アーバン倶楽部 鈴木リエの Love Train」
鈴木リエ(vo) 久保田浩(ep)

 この日は、まず昼にヴォーカリストの鈴木リエちゃんがやっているFMラジオ番組のゲスト出演の収録を行う事になっていました。その後は代々木ナルのライブです。

 私が上京を決めたのをリエちゃんに伝えると、「自分がやっている番組にゲスト出演しない?」と言われてOKしていたのですが、両方の都合が良い時がこの日の昼だけでした。

 この日は朝から出かけなければならないのが最初からわかっているのに、前日に深夜4時近くまで飲んでいたというのは、私の計画性が良く、実行力もあり、最高に頭が良いという証拠です(^^;)。13時ぐらいから、という事で眠い中を昼前に出かけました。そしてリエちゃんに近くの駅まで迎えに来てもらって、収録を始めました。

 内容ですが、2人でトークとデュオの演奏です。2週間分、私がゲスト出演する時間だけ収録すれば良かったので割と楽でした。小さなスタジオなのですが、フェンダーローズが置いてあって、状態も良かったです。トークはというと・・・昔話で盛り上がりました(^^)。リエちゃんとの出会いから、1997年夏の鈴木リエ里帰りツアーの裏話まで、結構会話しました。

 しゅうなんFMというのは、山口県の周南地方のFM局です。山口県周南市は新幹線の徳山駅のあたりで、リエちゃんはその隣りの山口県光市出身なので、そこでラジオ番組を持っているのです。収録したものは、8月4日(水)と11日(水)の夜10時から11時の間に流れたようです。

 収録が終わると、私は代々木ナルでライブがあるので、すぐに行かなければなりません。少しだけお話して、リエちゃんと別れました。



2004年7月27日(火) [2]
<代々木 NARU>
「六角幸生 グループ」
六角幸生(vo) 久保田浩(p) 佐瀬正(b)

 電車を乗り継いで代々木の駅へ。リハの開始時間の5時を30分ほど遅れて到着。店に入ると六角さんと佐瀬さんはすでに入って待っていました。

 休む時間もなく早速リハ。六角さんはよほどの事がない限り、きっちりリハをやります。曲順やステージングもその時に考えます。

 リハが終わって、私は朝から何も食べてなかったので、店に食事を出してもらいました。

 演奏開始直前、ジャズ研大先輩の村山先生夫妻がいらっしゃいました。とりあえず挨拶だけして、すぐライブです。代々木ナルは全部で3ステージです。

 1ステージが終わって、私は村山先生夫妻のところへ。ちゃんと挨拶をして、早速ウィスキーの水割りの差し入れが・・・(^^)。ありがとうございます。

 2ステージ目が終わってすぐ、ある女性から挨拶をされました。「上杉です」・・・ヴォーカルの上杉亜希子ちゃんでした。彼女に「東京へ行くよ」とメールはしておいたのですが、私のHPのスケジュールを見てこの日に来てくれたようです。亜希子ちゃんとはドラムの諸田さんやテナーの若松さんのグループで何度かライブをやった事があります。代ナルのママも彼女のことを知っているようで、1曲歌ってもらう事になりました。

 ライブは楽しく終了。村山先生夫妻はお帰りになりました。そして私は佐瀬さんと亜希子ちゃんと会話。

 この後は何も予定がなかったのですが、前々からベースの林正男さんから新所沢で飲もう、と言われていて、結局、この日の深夜しかお互い都合が合わなかったので、深夜に飲む事にしました。

 店で六角さんとお別れ。そして、店の外に出て佐瀬さんと亜希子ちゃんともお別れです。

佐瀬正(b)
以前、六角さんとも何度か一緒にやりました。

上杉亜希子(vo)
飛び入りで1曲歌いました。



2004年7月27日(火) [3]
☆林さんとの飲み会 (深夜)
[新所沢 信濃路]
[新所沢 魚民]
久保田浩(p) 林正男(b)

 さて、今いる場所は代々木で、時間は23時半頃。向かうは新所沢。なぜわざわざ遠い新所沢へ?ライブハウスのスワンへ行くのではなく、飲みに行くのです。代々木から新所沢までは電車で1時間ぐらいかかります。しかも終電近くで車内も混んでいます。なぜそこまでして新所沢?

  信濃路

「しなのじ」。知る人ぞ知る、串焼きの名店であります。所沢近辺在住のミュージシャンであれば誰でも知っているはず。これほど安くて、これほど美味い牛串は他にはないかもしれません。以前ベースの林さんに紹介されて一緒に何度も行きました。ギターの天野さんとも行きました。ただ営業が深夜2時までなので、早く代々木を出なければ間に合わないのです。

 大急ぎで代々木の駅へ。山手線で高田馬場へ。西武新宿線に乗り換えて新所沢へ。途中、林さんから電話があり、どうやらラストオーダーの模様。早いなあ。でも仕方ない。

 着いたのは深夜1時前でした。林さんと2人で飲み会。考えてみたら林さんと2人だけで飲みに行った事はないかもしれません。いつも諸田さんがいるし(^^)。それかライブハウスでバンドメンバーと飲んでいるかです。しかし私が東京ツアーをやってベースの林さんと一回も一緒にやる機会がないというのは寂しい、というよりあってはならない事です。それぐらいなので、なんとしてでも林さんとは飲まなければならないのです(^^)

 信濃路では深夜2時までしか飲めないので、私は急いでガンガン飲みました・・・せんでいいっちゅーの(^^)

 さて、深夜2時に店を出た場所が新所沢だとどうにもならないので、2次会へ行く事に。近くの朝5時までやっている魚民へ行きました。ここで林さんのジャズ話が炸裂(^^)。かなり難しい話です。ジャズというのは何かをコピーしてそれをやるから面白いのではなく・・・という内容でした(^^)。もちろん同感。うーん音楽的だ。だから遠くの深夜の飲み会も意味があるのですよ。

 そんな話をしていたら朝5時になりました。林さんと別れて、ホテル岸へ。着いたのは朝7時前でした。

林正男(b)
代々木ナルが終わって飲みに行った、新所沢の居酒屋「信濃路」で。


2004年7月28日(水)
☆水道橋の駒安へ飲みに行く

 この日は初めてのオフ。この3日後の7月31日の事ですが、理科大ジャズ研で30年以上バイトをし続けている、私も学生時代にバイトをした居酒屋「駒安」の「名駒会」というOB会のようなものを、幹事から私に「7月31日でどうか?」と聞かれてOKをしていました。ところが後日、レイさんからライブを誘われてしまい、やはり仕事優先のため、私の都合で決めてもらったのにキャンセルせざるを得なくなりました。すでに日は関係者に伝わってしまったため、ずらす事は出来ません。この会でしか会えないOBもいるので大変残念です。

 その罪滅ぼし、といってはなんですが、この日に駒安へ飲みに行く事にしました。ツアー中で駒安へ行ける日はもうこの日しかないです。

 駒安・・・私が大学で上京し、ジャズ研に入部して、生まれて初めて入った居酒屋が駒安でした。その時に初対面だった駒安の社長とも、もう20年の付き合いになります。この日は社長との話もはずんで酒も進み、楽しかったです。

 この日は飲んだだけです。ツアー中で初めて演奏しませんでしたが、演奏しなかったのはこの日だけでした。


2004年7月29日(木)
<高田馬場 GATE ONE>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 吉田豊(b) 鎌倉規匠(ds)

※初共演:吉田豊(b)

 高田馬場 GATE ONE でのレイさんのライブです。

 夕方、高田馬場へ。ちょっと早めに着いて、近くのラーメン屋へ。あまり美味くなかった。

 入り時間の少し前に店に入ると、まだ誰も来ていませんでした。しばらくして鎌倉くんが来ました。その後レイさんも。そして私は初対面のベースの吉田くんが来ました。彼はまだ若手ですけど、うわさで演奏が素晴らしいと聞いていました。

 サウンドチェック、軽くリハ。

 ライブ。吉田くんは期待どおり、いや、それ以上でした。さすが色々な人に誘われているだけあります。いい演奏でした。お客さんで、前週の木曜にも来ていたジャズ研大先輩の内田さんと会社の女性に、また来ていただきました。

 終わって、みんなでかなり長時間飲みました。

 深夜2時過ぎ、やっと解散です。私は鎌倉くんの車でホテル岸へ行き、そこで一緒に飲む事になりました。彼は店で飲まなかったですからね。

 深夜3時過ぎに到着。支配人は寝ていたので鎌倉くんと2人で飲み会。結局、朝6時まで飲みました。この日は鎌倉くんもホテル岸に泊まりとなりました。


2004年7月30日(金)
<中山 レフトホース>
「鎌倉規匠 グループ」
久保田浩(p) 高橋節(b) 鎌倉規匠(ds)

 昼頃起きると、一緒にホテル岸に泊まっていた鎌倉くんはすでに起きていました。16時前に彼の車で出発。中山は横浜線の駅で、都心からは少し離れています。

 18時頃に着き、少ししてベースのともちゃんも来て、サウンドチェックとリハ。

 その後、私と鎌倉くんは起きてから何も食べていなかったのもあり、3人で食事に行きました。行ったのは、とんかつ屋。鎌倉くんが注文したのは特大ヒレカツセット。これが驚きの量で、普通でもデカいヒレカツが2つ乗っていたのです。私はロースカツセットでしたが、これでもかなりデカかったです。その倍ですからねぇ。ところが鎌倉くんは何ともないどころか、ご飯をお代わりしよった(^^)。彼は「普通に」と言ったのですが、この店はデカ茶碗なので普通の茶碗の2倍はありました。いったいどういう量感覚の店なのか???これで鎌倉くんは1ヶ月何も食べなくてOKです(^^)

 レフトホースは全部で3ステージです。ライブ開始。

 お客さんで知人が何人かいらっしゃって、1ステージが終わって挨拶に行きました。

 その中の2人はジャズ研の先輩の広瀬さん夫妻でした。中山に住んでいてレフトホースには出入りしているようで、私が出演するのを知っていたようです。ジャズ研の人たちといると、やはりジャズ研の話で盛り上がります。

 1人は法政大学ビッグバンドの後輩のテナーの米村守くん、通称よねくんでした。彼とは結構久しぶりでした。

 それともう1人、なんとヴォーカルの清水貴和子ちゃんが来たではないですか。いや~、嬉しかったですねぇ。かなり久しぶりでした。私が北九州へ帰った時に、貴和ちゃんは自分のCDを私にプレゼントしてくれました。もう12、3年の付き合いになるでしょうか。昔、代々木のナルでやっていたテナーの井口さんのバンドのライブによく遊びに来ていて、その頃からなので随分古くからの友人です。

 2、3ステージ目は、貴和ちゃんにも歌ってもらいました。ブルージーでソウルフルで、私は昔から大好きなのです。

 ライブが終わって、ある人が私へ挨拶をしに来ました。誰なのか顔を見つめていると・・・「ナバロです」・・・ジャズ研後輩のピアノの「ンバロ」でした。彼とも久しぶりでしたねぇ。昔は彼とよく飲みました。彼は2つ下の後輩ですが、歳が同じで、同じ楽器なのもあり、話が合うのです。

 知人たちが何人も来ていたので色々話したいのですが、場所が中山なので終電が早く、あまり会話出来ません。ところがともちゃんが車で送ってくれる事になり、結構な時間、話をする事が出来ました。

 そして解散。ともちゃんにホテル岸まで送ってもらいました。支配人はもう寝る準備をしていて「眠いので今日は寝ます」との事だったので、1人で飲みました。

鎌倉規匠(ds)
ライブ前に行ったとんかつ屋で。

出たー!!これが、特大ヒレカツセット。
なんと、ヒレカツが2行!(^^)

鎌倉規匠、いただきま~す。
左から。Photo by じみた。

鎌倉規匠、いただきま~す。
右から。Photo by 高橋節 。

とんかつ屋でメールをするワタクシ。


2004年7月31日(土) [1]
<葉山 ラ・マーレ・ド茶屋>
「高樹レイ グループ」
高樹レイ(vo) 久保田浩(p) 斉藤草平(b) 鎌倉規匠(ds)

 この日は神奈川の葉山という所だったので結構遠く、早めに出ました。

 18時前に着くと、外に鎌倉くんと草平くんがいました。彼らは早めに来たようです。レイさんも来て、軽くサウンドチェック。

 演奏ですが、PAの関係で音がよくわかりませんでした。これはPAの人が悪かったのではなく、機材があまり良くなかったのではないかと思います。何をどうやってもそれ以上音が良くならなかったですし、客席からは問題なかったようですが、ステージ上の音が、私の所からは誰が何をやっているのかがよくわかりませんでした。ただお客さんには相当ウケていて、その時に実感出来なかったのが少し残念でしたが、それが救いというか良かったです。

 終わって店で少し打ち上げがあり、解散です。私はこの後に高田馬場のイントロのセッションへ行く予定にしていて、レイさんの関係者に車で送ってもらいました。

ラ・マーレ・ド茶屋から見た風景。海が綺麗です。

鎌倉規匠(ds) 高樹レイ(vo) 斉藤草平(b)

鎌倉規匠(ds) 高樹レイ(vo) 私(p) 斉藤草平(b)



2004年7月31日(土) [2]
☆セッション参加 (深夜)
<高田馬場 イントロ>

 イントロに入ると、すでにベースのハチくんが待っていました。イントロの深夜のセッションは金曜土曜とやっているのですが、私が土曜にしたのは、ハチくんが「土曜は仕事が昼だけで、じみたさんが土曜にイントロに行くなら僕も飲める。」という事でした。「飲める」、素晴らしい理由です(^^)

 この日の私の知人は他には、アルトの守屋美由貴ちゃん、ジャズ研後輩のラッパの清水まるこちゃん、ベースの柿崎恭子ちゃん(かっきぃ)、ぐらいでした。マスターは途中で来ましたが、疲れていたのか、先に帰りました。

 途中でハチくんに「明日、国分寺T'sの塩本さんのセッションに行くよ」と言ったら、「あっ、僕も行こうかな。」と言い出しました。何か用事があったようですが、それをやめてセッションに行くかもしれないとの事。ありがたいです。

 終わって、まるこが帰り、ハチくんが帰り、美由貴ちゃんが帰り・・・で、かっきぃと店長の井上さんと私だけになりました。かっきぃは車のため飲めず、私と井上さんで飲みました。3人で話していましたが、かっきぃはダンモ出身なんですよね。昔、そういう話をしたのを思い出しました。井上さんもダンモ出身。ハチくんも、スイング&ジャズ出身ですがダンモにもいました。やはり高田馬場という場所がらイントロに来る人はダンモの人が多いです。

 3人で話していると朝7時に。解散です。店外でかっきぃと別れて、朝帰りです。

清水まる子(tp)
ジャズ研後輩です。

守屋美由貴(as)

柿崎恭子(b)


2004年8月1日(日) [1]
☆セッション参加
<国分寺 T's>
塩本彰(g) 秋田紀彰(b) 野崎正紀(ds)

※初共演:秋田紀彰(b) 長澤勇気(b) 野崎正紀(ds)

 国分寺T'sのセッションは毎週日曜にギターの塩本さんがホストをやっていて、時間は15時から21時までです。塩本さんには大変お世話になっているので、オフのこの日は絶対に行かねばならない、という事でT'sへ行く事にしました。

 国分寺の駅で15時半に、ジャズ研大先輩のベースの村山先生とレイさんと待ち合わせ。村山先生はT'sのセッションは皆勤賞なので先生と一緒なら安心です。レイさんもこの日はオフでセッションに参加する事になりました。

 T'sは随分昔にライブをやった事があります。確かベースの古西くんとでした。あと客として、国分寺の居酒屋「新撰組」での演奏の後に行った事があります。ベースの塩田くんとだったかなあ?という事で場所もよく覚えていなかったので、村山先生と待ち合わせをしました。

 店に着くと、塩本さんが店の外で電話をしていました。とりあえず挨拶。塩本さんとは前年の11月にイントロで会っていたので、それほど久しぶりではなかったです。店に入り、マスターの高橋さんと挨拶。初めましてではなく、昔、最低2回は会っているのですが、顔は覚えていませんでした(^^;)

 時間は16時前。私はコーラ、村山先生はコーヒーでしたが、レイさんは早速酒です(^^)。少ししてから演奏が始まりました。塩本さんはさすがの演奏でした。ホストメンバーは、塩本彰(g)、秋田紀彰(b)、野崎正紀(ds)で、ベースとドラムの方は私は初対面でしたが、演奏は素晴らしかったです。

 17時。この時間は「村山先生のアルコール解禁時間」で、日本の標準時間です。村山先生が飲み始めたら時計を17時に合わせましょう(^^)。ボトルの飲酒開始です。ついでに私も少々ゴチ。毎度の事ながらありがとうございます。

 しばらくしてジャズ研大先輩のテナーの井口さんが来ました。よくT'sのセッションに来ているようです。

 アルトの吉野ミユキちゃん、通称「ぎゅうちゃん」も来てくれました。いつもイントロのセッションに来ていたのですが、今回は都合がつかずで、会わずじまいかなと思っていたのですが、T'sに来てくれました。

 前日にベースのハチくんが「行くかも知れない」と言っていましたが、やはり来てくれました。ありがたいです。アルトも披露。ぎゅうちゃんとバトルをやりました。

 あとテナーの伊地知晋平くんが来ました。彼は東工大のジャズ研出身で、私は東工大の部室で何度かセッションした事があります。最後に会ったのは数年前に御茶ノ水ナルでのアルトの太田剣グループの時にお客さんとして来た時です。久しぶりでした。

 少し音楽的な話をします。私が演奏した曲の一部です。

Yesterdays
I'm Getting Sentimental Over You
Up Jumped Spring
Shiny Stockings
Beatrice
Have You Met Miss Jones?

 東京と北九州ではセッションで演奏する曲も違うと思います。北九州は曲の範囲が狭く、ほとんど例の本に頼っていて、コードも間違ったままで、私がわざわざその間違ったコードに合わせなければならない事が多いです。

 T'sには例の本は置いてなく、少なくとも今回参加した限りはその本を見ている人もいませんでした。上記の曲は、記憶が多少怪しくても覚えているのが普通の曲ばかりです。怪しい曲は、始まる前に確認すればいいだけです。私は昔から東京のセッションでそういう光景を見ていたので、私もそのようにして、それが当然だと思っているのですが、どうにも地方は違います。特に例の本が出てから、そればかり頼って、間違ったテーマやコードでやるのが普通となっていて、東京とのあまりの差にかなり参っています。少しでも東京に近づいてほしいものです。

 さて、セッション終了です。村山先生はボトル2本自爆で、超ごきげんな様子(^^)。レイさんもだいぶ飲んでいました。私はこの後に吉祥寺の「赤いからす」のヴォーカルセッションへ行く予定で、ちょっと控えていました。21時半頃に終わったので早く移動しないとセッションに間に合いません。レイさんも一緒に行く事になりました。ホストメンバーやセッション参加者とお別れ。吉祥寺は国分寺から中央線に乗って5駅目なので22時過ぎには着くでしょう。

吉野ミユキ(as) 井口健一(ts) 伊地知晋平(ts) 久保田浩(p) 村山秀樹(b) 佐藤"ハチ"恭彦(b, as) 長澤勇気(b) 高樹レイ(vo)

塩本彰(b)
渋いですなあ。

佐藤"ハチ"恭彦(b, as)
しっかりアルトを持っているところがいいです。

吉野ミユキ(as)
思いっきり笑ってます。ぎゅうちゃんっぽいです。



2004年8月1日(日) [2]
☆ヴォーカルセッション参加
<吉祥寺 赤いからす>
「諸田富男 グループ」
岩谷泰行(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

 このヴォーカルセッションはベースの林さんから誘われました。私から林さんに「日曜に国分寺のセッションに行きます。」と伝えると、「自分は吉祥寺の赤いからすでホストバンドをやってます。」と返事がありました。国分寺と吉祥寺はそう遠くはないし、時間的にも間に合うので行く事にしました。レイさんも一緒です。ホストメンバーは、諸田富男(ds)、林正男(b)、岩谷泰行(p)、で、ピアノの岩谷さんにも久しぶりに会いたかったのもありました。

 店に入るとセッション中でした。マスターに挨拶。諸田さんや林さんは、私たちが来たのはすぐわかったようです。

 赤いからすは私が病気で長期活動停止する前、最後にライブをやったライブハウスです。その時のメンバーは諸田さんと林さん、それにヴォーカルのキャロルさんでした。その諸田さんと林さんと再び赤いからすで会えたのですから感慨深いものがありました。それにマスターは私の事をとても心配していて、顔を出した事で少し安心したようです。

 少々お腹がすいていたので、ビールと焼きそばを注文しました。

 割とすぐ私はステージ上の諸田さんから呼ばれました。岩谷さんと久しぶりの挨拶。その後、私がずっとピアノを弾く事になりました。・・・待った!たった今、焼きそばが来たのです。この子はどうなるの?(^^)

 最後にレイさんが呼ばれてステージへ。やっとピアノは岩谷さんに交代。客席に戻ると冷えた焼きそばが・・・(^^)

 レイさんが1曲歌ってセッションは終わりました。

 この日は最終電車で帰ろうと思っていて、それまで少し時間があったのですが、諸田さんは、

  「おう、じみた。飲みに行くぞ。」

有無を言わさずです(^^)。ま、いいのですが(^^)。場所は赤いからすと同じビルの6階だそう。赤いからすは4階ですから移動は楽です。という事で、時間のある人たちで6階の居酒屋へ。

 居酒屋へは10人ぐらい行きました。私は終電まで40分ぐらいしか時間がありませんので、朝までコースは決定です・・・決定するなって(^^)

 マスターは後から来る事になっていて、しばらくしてから来たのですが、なんと、ベースのハチくんが一緒ではありませんか。彼は私と国分寺T'sで一緒だったのですが。彼に聞くと、T'sにいた人たちの何人かでどこかへ食事をしに行く事になったのだが、彼はそれに行くと帰れなくなる。で、私とレイさんが赤いからすに行く事は知っていたので来てみたら、すでにみんな打ち上げに行ってマスターしかおらず、一緒に打ち上げに来たのだとか。今回の東京ツアーではハチくんと仕事はなかったのですが、4回も会った事になります。

 しばらくして、レイさん、赤いからすのマスター、ハチくんが時間差でお帰り。残ったのは、諸田さん、岩谷さん、林さん、私、他2名。諸田さんは深夜いつもどおり寝ます(^^)。他のメンバーで飲んでいましたが、私も疲れがたまっていて、3時半ぐらいにはうとうとしていました。

 4時半頃になると始発が動きますので、これで解散です。諸田さん、岩谷さんとお別れ。林さんと私ともう1人で吉祥寺の駅へ。そして林さんとお別れです。

 結局、ツアー最後の日も朝帰り。ホテル岸へ帰ると支配人は当然熟睡中です。私も相当眠かったので、そのままダウンしてしまいました。


2004年8月2日(月)
☆帰郷

 昼前に起きると、すでにホテル岸の支配人は仕事へ出かけていて、結局、最終日は顔を会わせることなく別れる事となりました。まあまた上京するので、その時に一緒に飲みましょう。あとは帰るだけです。

 ただこの日、偶然なのですがヴォーカルの鈴木リエちゃんも実家の山口へ帰る事になっていて、東京駅で会えれば、一緒に収録したFMラジオの音源CDをもらえるかもしれないとの事で、リエちゃんの帰る時間を聞いて、その時間に東京駅へ行く事にしました。

 2週間お世話になったホテル岸を後にし、御徒町の駅へ。御徒町から東京までは3駅とすぐです。東京駅に着いたのでリエちゃんに電話してみると、「CD出来てないの~。」・・・なぁんだ、それじゃしょうがない。東京駅では会えずじまいでしたが、CDは後日送ってもらえる事になりました。

 1時間後出発の切符を買い、新幹線で小倉駅へ。東京ツアーが無事に終了しました。

 このツアーは急遽レイさんから7月20日のライブを頼まれたのがきっかけでしたが、日が迫っていたにも関わらず、ありがたいことにオフは2日だけで、他は全部埋まりました。初顔合わせの人や、久しぶりの人も沢山いました。ありがとうございました。毎日飲んでいたのは前回のツアーと変わりませんでしたが(^^;)。また東京に行きますので、よろしくお願いします!




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