じみた 東京旅行 2009/01

2009/01/16(金)〜2009/01/20(火)


前置き

2009/01/16(金) 画像
★上京
★飯田橋の居酒屋【駒安】で飲み会
★ジャムセッション 高田馬場【コットンクラブ】

 安ヶ川大樹(b) 浜崎航(ts) 秋田慎治(p)

2009/01/17(土) 画像
★ジャムセッション 高田馬場【イントロ】


2009/01/18(日) 画像
★ジャムセッション 国分寺【T's】
 塩本彰(g) 佐藤<ハチ>恭彦(b) 広瀬潤次(ds)

2009/01/19(月) 画像
★ライブ鑑賞&飛び入り 新宿【J】 諸田富男プロデュース「New Voice Vol.124」

 遊味(vo) maco(vo) 阿部智子(vo) 槙田友紀(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

2009/01/20(火)
★帰郷



前置き

 この旅行ですが、旅立つわずか2日前に突然決めました。決める前、東京へ行こうかどうか迷い始めたのも4日前です。なぜこんなに突然決めたかというと・・・

 この旅行の半年ぐらい前から博多在住のアマチュアの歌手の園田紗登美ちゃんと知り合いになったのですが、彼女が「福岡県以外の所に遊びに行ってみたい」と言っていたので、東京を勧めておいたのです。

 そうしたところ、1月12日に突然、「明後日から19日まで東京へ遊びに行きます」とメールがあったのです。彼女はもちろんある程度計画して準備していたと思いますけどね。

 そういうメールがあったもんで、それならばと、私は「土日に時間の都合が付けられるようだったら、土曜日は高田馬場のイントロのセッション、日曜は国分寺のT'sのセッションへ遊びに行ってみましょう」と返事しました。この2店のジャムセッションは私がよく遊びに行ったりハウスバンドをやったりしたセッションで、3年半前までお世話になっていました。

 地方のミュージシャンやジャズファンが東京へ遊びに行って東京のライブを見に行くのは大いに結構な事なのですが、東京(関東)在住のミュージシャンはかなりの人たちが地方へライブツアーをしに行っており、地方だとミュージックチャージは多少高くなりますがライブを見る事は出来ます。しかし東京のジャムセッションは東京でしか味わえません。東京のジャムセッションは数が非常に多く、セッションをやっていない日はありません。東京近辺の関東地区で考えてみると、同じ日で10店以上行われている事もあります。さて、これだけ数が多いとレベルや音楽性等が様々ですので、自分が行きたいと思う所を見つけて、そこを目指して行きたいものです。ところが東京のジャズの世界を知らない人はどこに行っていいかわからないですし、行った所がたまたま自分の望む所と違い、「東京のセッションはダメだ」なんて事になる可能性もあります。そこで私は「ある程度楽器や歌が出来る人」には上記のイントロとT'sを勧めています。どちらもレベルはかなり高いです。地方のセッションしか知らない人だと驚くはずです。「これはセッションではなくチャージを取っていいライブではないの?」ほどの演奏が行われる事もよくあります。2つをもう少し特徴ある言い方をすれば、イントロは日本で一番活気のあるセッション、T'sは日本で一番レベルの高いセッション、という事になるでしょう。これ、決して大げさではありません。

 ちょっと話が外れましたが、こういう事で園田紗登美ちゃんにもイントロとT'sを勧めました。ただ既に予定を決めていて行けないかもしれないし、空いていても行くか行かないかは本人の自由です。

 そうすると、割とすぐに「行ってみたいと思います」と返事がありました。

 そこで私は、いつもながらの事なのですが、ジャズ研の大先輩で、この2つのセッションの常連である村山先生に「福岡から私の知り合いの歌手が東京へ遊びに行くようなので、もし会ったらよろしくお願いします」と連絡しました。紗登美ちゃんには「村山さんというジャズ研の大先輩が常連なので頼って行ってね」と伝えておきました。

 事はこれで終わりです。後は村山先生の返事が来て終わるはずでした。普通の返事だけだったら私は東京旅行へ行っていませんでした。

 村山先生から返事が来たのですが、「園田紗登美ちゃんの件の了解」以外にもう1つ、ある事が書いてありました。それは「ギターの塩本さんが事情があって関西に帰る」「18日の日曜日のT'sのセッションリーダーが東京最後の仕事」という事でした。私は全くこの事を知りませんでした。私は塩本さんにこれまで色々なバンドで大変お世話になっていて、T'sのセッションも塩本さんがハウスバンドを出来なかった時に、代わりに私がハウスバンドをやった事が2回あります。関西へ帰ってしまう前に塩本さんにぜひ会いたいですし、長年T'sのセッションリーダーをやってこられた塩本さんの最後のセッションに行きたいです。

 で、私の予定はというと・・・金〜月までオフ・・・

 これはですねぇ、出かけないとイカンでしょう(笑)。金曜日に行って、火曜日に帰ってくればOKです。

 さて、土日の予定は決まったとして、金曜日は・・・調べてみると、高田馬場のコットンクラブで深夜に「安ヶ川大樹ミッドナイトセッション」というのがありました。ベースの安ヶ川君は大学時代からの友人です。コットンクラブの金曜日のミッドナイトセッションというのも私はハウスバンドを2回やった事があります。これはとてもいいタイミングです。月曜日は・・・新宿のJで、私が東京時代に一番お世話になったドラムの諸田さんがプロデュースする新人歌手3人のライブ「ニューヴォイス」がありました。ニューヴォイスは新宿Jで月1回やっていて、この回が124回目との事でしたが、私は1998年の12月頃から諸田さんに頼まれてよくやっていましたから、私は初期の頃からずっとやっていたという事になりますね。ベースは演奏仲間であり飲み仲間でもある林正男さん、ピアノはこれまた知り合いの槙田友紀ちゃん、とバックのメンバーは顔馴染みです。これで東京旅行の予定が決まりました。最後に、なるべく安くていいホテルを見つけて予約なのですが、これが行く2日前、だったのです。

 個人的に会いたい方も沢山いましたが、今回の旅行は4日間すべてジャムセッション参加とライブ鑑賞に決めました。そして東京の知り合いたちに「久しぶりの上京」メールを出しておきました。

 3年半ぶりの東京です。


2009/01/16(金) 画像
★上京
★飯田橋の居酒屋【駒安】で飲み会
★ジャムセッション 高田馬場【コットンクラブ】

 ハウスバンド:
  安ヶ川大樹(b) 浜崎航(ts) 秋田慎治(p)
 参加者:
  久保田浩(p, k-harm) 園田紗登美(vo) アーロン(b)
  マスター茂串(ds) イントロ店長:ゴッド井上(as) 他 

 この日は、6週間に1度の恒例の通院の日でした。診察して薬をもらうだけです。ただ予約が12時台で私は体調のため8時起きです。

 病院が終わって小倉駅に着いたのが1時過ぎ。朝から何も食べてなかったので、小倉駅の構内の2階にある「小倉らうめん横丁」の中にある筑豊ラーメン「ばさらか」へ初めて行きました。実はある知り合いから「ばさらかは○○より小倉駅にあるほうがいい」という情報を聞き、試食をしに行ったのですが、確かにそのとおりでした。○○はなぜにそんなに・・・?(笑)

 午後2時過ぎの新幹線に乗って東京へ。もちろんビールを買い込んで途中からはオヤスミタイムです。なんといっても初日から深夜〜朝のセッションですからね。

 この前日、東京在住の友人で歌手の高樹レイさんから早速電話があって、「コットンクラブのセッションに行く前に少し飲まない?」と言われていました。病院が終わる時間が未定なので大丈夫かどうかわからなかったのですが、結局、東京駅には7時過ぎに着く予定で、新宿のホテルのチェックインや何やらを済ませても少しは時間が取れそうです。そこでレイさんには「多分OK」の返事をしておきました。

 7時過ぎ、東京駅着。私は大学進学時から20年間東京生活だったため、私にしてみれば東京旅行は「東京へ旅行」というより、どちらかというと「帰郷した」という感じです。東京に着いてしまうと旅行でもなんでもなく、普通に地下鉄丸の内線に乗り換えて、新宿へ向かっていました。下調べも何もありません。私にとって東京というのはこんな感じですよ。

 新宿3丁目で降りて、歩いてホテルへ。ホテルの場所は、4日間の移動を考え、一番便利の良い新宿のホテルにしました。ただ新宿はちょっと高いんですよねぇ。それでもかなり安くて良いホテルが予約出来ました。ネットで予約したので電話予約より1泊2500円ぐらい安くなりました。

 8時過ぎにチェックインし、部屋でちょっと休憩です。レイさんから連絡が来るのを待ちます。

 9時前にレイさんから電話。用事で出かけていたようなのですが、抜けられそうになく、深夜のコットンクラブのセッションには行けそう、との事。ではコットンで会いましょう、という事になりました。

 結果、私は2時間以上ヒマになってしまいました。さて、どうするか?このまま部屋で休むか?何かをやるか?


 私の出身である理科大のジャズ研で代々バイトをし続けている、焼き鳥が中心の「駒安(こまやす)」という居酒屋があります。私の年代より10数年上の先輩から、私の20年下の年代の現役までずっとバイトし続けています。私も大学時代に1年間未満ですが、洗い場でバイトをやっていました。店は、私が理科大に入学した当時、飯田橋にある東京理科大学の神楽坂校舎から歩いて5分かからないぐらいのところにありました。私が大学2年目の時にそこにビルが立つという事で、後楽園の近くのJR水道橋の駅から歩いて3、4分のところに移転しました。それからずっと水道橋にあったのですが、2年前に飯田橋に戻ってきた、という話を聞いていました。しかも場所が理科大の校舎に入る細い道にかつてあった居酒屋「鳥精」だとか。鳥精にもよく行きましたが、閉店したんでしょうね、そこに駒安が入ったようなのです。駒安の社長(店長)にも大学時代から大変お世話になっていて、3年半前までは私はお店に飲みに行っていました。よし!予定はしていなかったけど、場所も近いし、突然顔を出してみるか。

 新宿のホテルから飯田橋まではタクシーで行けば10分か15分程度です。ただ店が満員だと入れないので、空いた席があるかどうかを電話してみました。カウンターが空いているとの事。私の名前は伏せておきました(笑)。ホテルを出てタクシーに乗り、飯田橋の理科大近くにある駒安へ。

 店のドアを開けて店内へ。「いらっしゃいませ!!」の声と同時に口がポカーンと・・・。「ん?このお客さんの顔は・・・」。駒安の社長、従業員、バイトの全員が「?」になってしまいました(笑)。そりゃそうですよねぇ。前触れも全くなく、3年半ぶりに、しかも場所が変わった飯田橋の店に突然初めて現れたんですから。

 「久しぶりです!じみたです!」「突然、東京旅行をしに来ました」と事情を言いながらビールです。店内の様子は金曜の夜という事もあり、ほぼ満員の状態でした。店内の雰囲気はというと・・・昔、そこにあった鳥精によく行っていたので、名前が駒安になって、店員とメニューが変わっただけです。店の雰囲気自体は何にも変わっていませんでした。なんだか懐かしく感じましたね。

 ほどなく駒安の社長が誰かに電話をしている様子。どうやら私が来店したのを誰かに言っているらしい。そして割とすぐ、ジャズ研の同期のEveが来ました。彼とは3年半ぶりでしたかね。それでも相当驚いてましたね。Eveは駒安にはよく行っているようです。あ、Eveというのは男っす。女じゃないです。私の同期は8人全員男です。そしてEveが、これまた同期の健太郎に電話しました。行けるかどうかわからない、と言っていたようですが、閉店30分ちょっと前の11時前に店に来ました。健太郎とはとても久しぶりです。おそらく15年以上は会ってないと思います。で、健太郎のパッと見の印象は・・・まったく健太郎とはわからなかったです(笑)。ま、しばらく会ってないとこういう事もあるざんすよ(笑)。

 ほどよくビールと焼き鳥とおつまみを頂いて、この久しぶりに会うジャズ研の関係者たちと楽しい会話をしてから、私は一旦ホテルへ戻るために駒安を出ました。タクシーでホテルへ。駒安の社長は9月に福岡へ旅行しに来るようなので、その日は出来るだけ空けて会いに行こうと思っています。


 一旦ホテルの部屋に戻り、鍵盤ハーモニカを持って、この日の目的であるコットンクラブへGO!です。この日のセッションの時間帯は深夜12時半から朝5時です。コットンクラブのセッションは金曜の深夜だけではなく通常の夜の時間にも週に何度かやっているようです。しかし考えたら東京は凄いですよねぇ。こんな深夜のセッションがここだけではなく都内のあちこちで行われているのですよ。深夜セッションですら週に3日ぐらいは必ずどこかでやっています。通常の夜の時間のセッションであれば都内でどこもやってないという日はありません。

 ホテルから高田馬場のコットンクラブまではタクシーで5分ぐらいです。福岡から遊びに来ているヴォーカルの園田紗登美ちゃんはコットンクラブの場所がわかったようで、店の前で待ち合わせしました。タクシーに乗って向かっていると、高樹レイさんから電話。用事で疲れてしまって自宅へ戻ったとの事。明日イントロへ行く前に会いましょう、という事になりました。そしてコットンクラブの前へ到着。すぐ紗登美ちゃんが来ました。まさか彼女と東京で会って一緒にセッションするとは思いませんでしたねぇ。そして地下1階にある演奏場所へ向かいます。

 フロアへ着いて周りを見渡すと、私が知っている人はまだ誰もいません。店の人に聞くと、演奏者もマスターもまだ来ていないとの事。ステージ近くのテーブル席でしばらく待っていると、マスターが入店。相変わらずの全面ハゲ・・・いや、ピカピカの全面ハゲです。ん?言い直すなって(笑)。久しぶりの挨拶。このマスターはパッと見ではわかりませんが、高田馬場に店を5店舗も持っているやり手の経営者です。この翌日に私が遊びに行こうとしているイントロも姉妹店です。というよりイントロのほうが老舗ですけどね。マスターはそんな経営者ですが、ジャズが大好きで、昔からイントロという、ジャズ界では有名なジャズ喫茶を出していたり、日本の主要なジャズイベントに招待されて結構顔を出していたり、ここ10年ぐらいはドラムプレイにハマっていたりします。私は若い頃からかわいがられて、大変お世話になっています。

 そして割とすぐ、ベースの安ヶ川大樹君が店に入ってきました。久しぶりの挨拶。彼も写真を見ればわかりますが、マスターと同様にピカピカです(笑)。安ヶ川君は大学時代からの演奏仲間です。私は理科大ジャズ研ですが、彼は明治大学のビッグバンドです。歳は彼が2つ下です。理科大と明治大は直接関係ないですが、私が大学4年目の時に法政大学のビッグバンドに誘われてトラで入部したため、法政大と明治大が6大学ビッグバンド連盟という関係で知り合いました。彼は当時はなぜか日本大学のビッグバンドでエレベーを弾いていましたけどね。大学2年生でした。ある時にウッドベースも上手いとわかってから学バン時代はあちこち引っ張り回して一緒に演奏しました。仕事やらセッションやら学祭の演奏等、本当によくやりました。また彼は一時期、理科大のジャズ研にも入っていました。卒業してからも、付き合いがとぎれる事はなく、ライブや仕事を一緒にしました。もう20年以上の付き合いになります。今となっては彼は私の世代で日本を代表するベーシストと言ってもいいでしょうね。ちなみに彼も上記の駒安は何度も行っています。

 次にピアノの秋田慎治君が入店しました。秋田君とは2度ほど会った事があります。最初は5年前、私が北九州へ戻って来た後、東京ツアーをしている時ですが、六本木のサテンドールにヴォーカルの六角幸生さんのライブを見に行った時にピアノを弾いていました。素晴らしいプレイでした。その時に私は六角さんに飛び入りを言われて1曲だけ演奏しました。2度目は2年前で、これは北九州です。小倉のメディアドームでイベントがあった時に、秋田君はTOKUグループのメンバーとして来ました。やはり素晴らしいプレイでした。この時に秋田君に六角さんの話をしたら、私が1曲飛び入りしたのを覚えてくれていました。そしてこのコットンクラブのセッションが3回目となりました。彼はもう若手とは言えませんが(笑)、素晴らしいピアニストです。

 しばらくしてテナーの浜崎航(わたる)君が入りました。彼は1度だけ会った事があります。1年ぐらい前に、私の地元の黒崎にあるストロベリーサワーにピアノの堀秀彰君のグループのメンバーとして来ました。その日は私は別の場所でライブがあり、終わってからストロベリーへ行き、アフターセッションをしました。前情報で彼は「医師免許を持っている」と聞きましたが、そんな事は関係なくプレイは素晴らしかったです。また1人いい若手が出てきましたね。素晴らしいテナー奏者です。ちなみに彼にストロベリーのセッションの話をしたら覚えてくれていました。

 そして演奏開始です。まずはハウスバンド3人にマスターのドラムが入っての演奏です。久しぶりの東京のジャムセッションを聴きましたが、やはり演奏は素晴らしいですね。まずこのハウスバンドの演奏が良くないとセッションの勢いが出ません。

 この演奏の後、セッションに突入です。しばらくしてから私やヴォーカルの紗登美ちゃんも参加しました。紗登美ちゃんは元々実力があるのでやはり評判は良かったですね。私はいつものとおりですが(笑)。ただ周りのメンバーが素晴らしいとやはりいいですね。この日演奏に参加した人は20人近くいたと思いますが、みんな素晴らしかったです。3年半前までは少しはメンバーがわかったのですが、もうほとんどが入れ替わって若者になってしまい、私は誰も知らない状態でしたが、若者が順調に育っているという感じですね。改めて東京の層の厚さを感じます。こればっかりはやはり地方とは比べ物になりませんねぇ。

 この日、他の参加者で特に良かったのが、まずはベースのアーロンです。彼はサンフランシスコ在住で、その付近でプロベーシストとして活躍中のようです。指の動きの速さが半端ではなく、ラインの作りやリズムや音も抜群に良く、ベースソロも凄い。ワタクシは驚きでした。安ヶ川君もアーロンのプレイをじーっと見て、ベースソロが終わると人一倍の拍手をしていました。いやぁ、ホント驚きましたよ。確か彼は奥さんが日本人でたまたま日本にいて31日にアメリカへ戻る、という事でした、私は非常に運が良かったようです。んで、そんな凄いベーシストがですよ、私の鍵盤ハーモニカの演奏を「Your ピアニカ?すごーい!びっくりだよ!ホントにすごいよ!」だと(笑)。「これ、ワタシの名刺です。メールしてくださいね。」だと(笑)。いやはや、うれしいこったが100倍こったですよ(笑)。

 他にもどう聴いても「この人はプロだろう」と思ってマスターに聞いたら「彼はプロを目指してる」とか、他にもとても上手いドラマーとかいましたが、いかんせん会話をしておらず、名前がわかりません。そこまでのレベルではない人でも、この日参加した人は本当にみんな素晴らしかったです。

 あと忘れてはいけないのが、アルトサックスを吹く、イントロの店長の「ゴッド井上」こと、井上さんです。深夜3時ぐらいでしたかね、イントロを閉店してからコットンクラブに来ました。井上さんとも久しぶりの挨拶。彼のプレイは一風変わっていますが素晴らしいです。聴いていて飽きません。またジャズの曲に関しては本当に良く知っています。「こんな曲はセッションで演奏しないでしょ?」という曲を平気でやったりします。相変わらずのプレイとややオーバーアクション気味の動きで楽しませてもらいました。もちろん私とも一緒に演奏しましたよ。また、コットンクラブのセッションの仕切りは最初はマスターがやっていますが、井上さんが来た後は井上さんがやっていますね。セッションの仕切りはピカイチです。

 そして最後の曲で全員にソロを回して、セッション終了です。時間を見ると朝の5時を少し過ぎていましたね。

 セッションが終わって、片付けて、私のために記念撮影を何枚か撮影。そして解散です。紗登美ちゃんは電車でホテルへ向かいました。私はタクシーで新宿へ。店で何も食べなかったので、中華料理屋に入り、軽くビール&食事をしました。たまたま入ったこのお店は朝7時まで営業のようでした。新宿は凄い所ですよ。店を出てホテルに戻ったのは朝の7時前でした。


2009/01/17(土) 画像
★ジャムセッション 高田馬場【イントロ】

 参加者:
  イントロ店長:ゴッド井上(as) 井口健一(ts) 市川裕也(ts)
  久保田浩(p, k-harm) 石田衛(p) 村山秀樹(b) 織原良次(eb)
  辻田健太郎(ds) マスター茂串(ds) 高樹レイ(vo) 園田紗登美(vo) ?(尺八) 他

 東京2日目は、高田馬場のイントロのセッションです。ここのセッションは私が知っている限り、東京では1番目か2番目に古くからやっているセッションです。20年以上前、私がまだ大学生の時にも既にセッションをやっていました。早稲田大学が近く、早稲田のジャズ研の人がよく店に来ますね。この日は、福岡から遊びに来ているヴォーカルの園田紗登美ちゃんも前日に続いて一緒に参加の予定でした。土曜のイントロのセッションの時間帯は夕方5時から朝の5時までの12時間です。昔からあるこの12時間セッションは毎週土曜日にやっていますが、他の曜日にもセッションは行われているようです。

 で、セッションの前に。前日に歌手の高樹レイさんと約束した飲み会があります。レイさんとはもう14年ぐらいの付き合いで、初めて会ったのは、新人歌手が2、3人出演していたジャズヴォーカルの企画のライブでした。それがレイさんの初めてのライブで、私はその時に伴奏をしていたのです。これが知り合うきっかけでしたが、その後はそれこそどれだけ一緒にライブや仕事をして、どれだけ飲んだかわかりません。この日もそのレイさんと飲むという事で楽しみでした。

 私のジャズ研の大先輩でイントロセッションの常連でもある村山先生がイントロに入店するのは7時ぐらいになりそうと連絡がありました。であればイントロは8時頃に行けばいいかな、という感じで、レイさんと6時頃から2時間程度一緒に飲む事にしました。レイさんと会うのは3年半ぶりです。高田馬場駅で6時に待ち合わせ。久しぶりの挨拶。そしてイントロの近くの居酒屋へ行きました。2時間色々な話をしましたね。

 そして8時過ぎに2人でイントロへ移動です。ヴォーカルの紗登美ちゃんは8時頃に店へ来て先に入店した様子でした。店はビルの地下1階にあります。階段を下りていくと、店のドアの外の階段のあたりに4、5人ほど楽器を持った若者が座っていました。既に満員の感じです。店の中へ入ると、マスターやイントロの店長の井上さんがカウンターの中にいて挨拶。この2人は前日にも会いました。村山先生はというと、ちょうど演奏中でした。楽器はベースです。入り口からステージまでのテーブル席は満員の状態でした。カウンターも混んでいましたが、とりあえずカウンター席へ。紗登美ちゃんもカウンターにいました。

 そうすると、カウンターの奥に座っていた男性から「お久しぶりです!」と。ドラムの辻田健太郎さんでした。辻田さんとはもう14年の付き合いになります。ある人の紹介で、辻田さんがリーダーだったライブに私が誘われて一緒に演奏したのが初めてでした。それ以来色々なライブをやりましたね。飲み会もやりました。辻田さんはこの頃はライブハウスでのライブ以外に、日本の超大物の御意見番的な演歌歌手(誰でも知ってます。コロッケがよくモノマネをしている。)のバック演奏もやっていて、全国ツアーの公演にも参加しているのだとか。博多にも来ているらしいです。素晴らしいですねぇ。

 やっていた演奏が終わり、村山先生がカウンターへいらっしゃいました。もう若干飲んでいる様子でした。村山先生とも3年半ぶりです。レイさんもカウンター席に座り、演奏を聴きながらの楽しい歓談です。

 しばらくして紗登美ちゃんがセッションに参加。私が店に入る前にも歌ったようで、村山先生が「さっき歌ったけど、なかなかいい歌だった」と言っておりました。このステージもやはり評判はよかったですねぇ。

 そして私も演奏に呼ばれて参加。ステージへ向かう途中、これまた理科大ジャズ研の大先輩のテナーの井口健一さんがいるのに気が付きました。久しぶりの挨拶。井口さんはこの挨拶の後、割とすぐに帰ったようです。私は演奏が終わったらカウンターに戻り、演奏を聴きながら歓談です。

 しばらくして高樹レイさんが呼ばれました。レイさんは「歌わない」と言ってましたが、酒が進み、私がいた事もあり、歌う気になったようです(笑)。高樹レイさん(vo)、私(p)、村山先生(b)、辻田健太郎さん(ds)で1曲。セッションとはいえ、久しぶりのレイさんの歌伴でした。

 演奏が終わってカウンターで歓談中、ステージを見ると、理科大ジャズ研の後輩のテナーの市川裕也君が吹いているのに気が付きました。年代では一回り下ですが、これまでも結構セッションしましたねぇ。演奏していた曲が終わると、市川君は私のところへやって来ました。久しぶりの挨拶。お互いの近況等を話しました。市川君は私と話した後、帰ったようです。

 しばらくして終電の時間で、私の知り合いも1人ずつお帰りです。辻田さん、レイさん、村山先生、園田紗登美ちゃんがお帰りです。で、これから深夜セッション、といっても別に区切りがあるわけではありません。朝5時までぶっ通しです。

 深夜何時だったか、ピアノの石田衛(まもる)君が来店しました。石田君にはあらかじめ私から連絡していました。彼とは4年ぐらい前に、彼がハウスバンドをやっていた阿佐ヶ谷のマンハッタンの深夜セッションに私が遊びに行って知り合いました。それからあちこちで何度も会っていますが、彼とはなんといっても私が長年やっていたドラムの諸田富男さんのバンドを私が辞めてしばらくしてから彼がレギュラーでやり始めたという関係があり、それ以外でも彼は諸田さんから仕事に誘われる事が多いようで、普通以上に色々と重なる話が出来、それで石田君とは親しくなりました。4年前から「結構いいピアノを弾くなあ」とは思っていましたが、この時はさらに良くなっていました。私は鍵盤ハーモニカを持って行っていたので、なんと石田君と共演が出来てしまいました。嬉しい事ですねぇ。

 それからエレベーの織原良次君も来店しました。織原君とも4年ぐらいの付き合いです。彼とはライブや仕事等で一緒に演奏した事はなく、イントロかコットンクラブのセッションだけです。エレベー専門で、色々なバンドに誘われてやっているようで、プレイは素晴らしいです。機会があればぜひ一緒にライブをやってみたいです。この日のイントロセッションでも素晴らしい演奏を聴かせてもらいました。もちろん一緒に演奏もしました。

 他にも名前はわかりませんが、若者の素晴らしい演奏者が沢山いました。ジャズでは珍しく尺八を吹いた方もいましたが、なかなか素晴らしかったです。

 そして恒例の最後の曲の全員ソロ回しです。それが終わって、ようやくセッション終了です。朝の5時半ぐらいだったでしょうか。

 楽器を片付け、店内にいた人たちに挨拶をして店を出ました。タクシーで新宿へ。夜にレイさんと居酒屋に行って以来何も食べなかったので、ラーメン屋へ行きました。朝6時を過ぎているというのに、まだ深夜感覚で色々なお店が開いてました。新宿はやはり凄いですなぁ。ホテルに戻ったのは朝の7時頃でした。


2009/01/18(日) 画像
★ジャムセッション 国分寺【T's】

 ハウスバンド:
  塩本彰(g) 佐藤<ハチ>恭彦(b) 広瀬潤次(ds)
 参加者:
  マスター高橋(ts) 御子柴秋彦(ss) 日比野則彦(ts, 演奏なし)
  湊孝夫(p) 久保田浩(p)
  小泉清人(g) 岩見淳三(g) 宮崎信義(g) 吉沢純一(g) 土屋秀樹(g) 志賀由美子(g)
  村山秀樹(b) 佐藤有介(b) アーロン(b) 横山和明(ds, 演奏なし) 細田崇雄(ds)
  鈴木道子(vo) 国貞雅子(vo) MARKA(vo) 松岡ゆかり(vo) 西川珠香子(vo)
  三輪知可(vo) 園田紗登美(vo) 他

 東京3日目。この旅行の一番の目的である、ギターの塩本彰さんがやっている国分寺T'sでのジャムセッションです。私の東京旅行の第一目的は、塩本さんに会う事、T'sのセッションに参加する事です。塩本さんがこの仕事を最後に関西へ戻られてしまう、という情報を聞いたため、私は東京旅行を決めたのです。T'sのセッションの時間帯は昼の3時から夜の9時までで、毎週日曜日にやっています。

 この日も福岡から来ているヴォーカルの園田紗登美ちゃんが参加の予定でした。3時頃に国分寺の駅で待ち合わせ。前日の遅い帰り、というよりこの日の朝帰りの影響でとても眠いです。眠い中、タクシーで新宿駅まで行き、JR中央線に乗って国分寺へ。改札で待っていると、イントロと同様にT'sも常連であるジャズ研の大先輩の村山先生とばったり。「昨日飲み過ぎて、じっとしていると吐きそうなので、先に行ってます」と。なんとも凄い状態ですねぇ(笑)。村山先生はかなりの高確率でこのような状態でT'sへ行っているようです(笑)。そして紗登美ちゃんが来てT'sへ。

 店に入ろうとすると、「そろそろ来るだろう」と入口で私を待っていたのか、マスターの高橋さんがお出迎え。久しぶりの挨拶。店内に入ると、塩本さんの姿が見え、挨拶。ベースのハチ(佐藤恭彦)君とも挨拶。ドラムの広瀬潤次君だけは、知ってはいましたが、面識がなかったので、「初めまして」の挨拶。

 塩本さんとはもう10年ぐらいの付き合いになります。ジャズヴォーカルの六角幸生さんのライブで一緒になり、その後は何人かの歌バンで一緒になりました。歳は私のちょうど一回り上です。塩本さんのジャズの知識は半端ではありません。それに、私は塩本さんから直接習ったわけではありませんが、歌手の歌の歌い方や伴奏の仕方やVerseのやり方、コード進行、インタープレイの仕方等、どれほどの事を習得したかわからないほど塩本さんに影響を受けました。これほどの音楽的なレベルの高いギターリストが他にいるだろうか?と思えるほど素晴らしいミュージシャンです。塩本さんはT'sのセッションリーダーは7、8年やったと思います。塩本さんが他の仕事でハウスバンドを出来なかった時に、ギターの天野丘さんがハウスバンドを務めた事が何度もありましたが、私も2度ほどハウスバンドとしてお店から誘われ、塩本さんの代役を務めさせてもらったことがあります。非常に光栄な事です。そんな事もあり、T'sに行きたいというのもありました。

 ベースのハチ君は大学時代からの知り合いです、彼は早稲田大学の「スイング&ジャズ」というジャズ研の出身です。年代は私の3つか4つ下です。彼は学生時代から楽器が上手く、そのままプロになってしまいましたね。色々なバンドに誘われて日本のジャズ界で非常に活躍しています。またアルトサックスの経験のほうがベースよりも長いという変わった経歴があり、そのためサックスのプレイもプロとして通用するほど上手いです。彼ともこれまで色々なバンドをやりました。素晴らしいベーシスト&サックス奏者です。

 ハウスバンドの中で、ドラムの広瀬潤次君だけは面識がありませんでした。ずいぶん昔にピアノの椎名豊さんのトリオを見た時に彼がドラマーでした。彼は東京学芸大学出身でジャズ研に入っていましたが、私は以前一度ドラムの諸田富男さんのバンドで学芸大学の学祭へ演奏しに行った事があり(ベーシストが学芸大OBだった)、その時、彼はまだ学生かOBになりたてでその場所にいたはずです。その頃は私は彼の名前を知りませんでした。いつのまにかジャズ界で名前が出てくるようになり、大活躍するようになりました。素晴らしいドラマーです。

 さて、マスターとハウスバンドの人たちに挨拶をして、ステージ横のテーブル席を見てみると、T'sのセッションで何度も会っているギターの吉沢純一さんと土屋秀樹さんがいました。久しぶりの挨拶。この2人は塩本さんの弟子といってもいいぐらい、塩本さんの演奏が大好きで、T'sのセッションの常連客になっている方たちです。アマチュアなのですが、プレイを聴くととてもアマチュアとは思えません。2人とも素晴らしいギターリストです。

 マスターから「入口近くのテーブルにどうぞ」と言われて、そこへ行って上着を脱ごうとした時に、奥のほうから女性が来て「じみたさん!こんにちは!三輪知可です!」と。この若い女性の方は私は初対面なのですが、実はこの東京旅行の何ヶ月か前に突然彼女からメールが来たのです。「自分も、じみたさんとは病気が違うけど、難病でステロイドを沢山飲んでいたので、じみたさんのHPを見てメールせずにはいられませんでした」という内容でした。それから何度もメール交換して、「いつか会いましょう」という事にしていたのですが、私が突然東京旅行を決めたため、予定外に早く会えたのです。彼女のブログを見ていたので顔は一応知っていましたが、会ってみるとかわいらしい方で性格もとても良い方でした。この時は、病気が出ていないのもありましたが、とてもそんな難病患者とは思えませんでした。彼女は「セッションの最後まではいられないけど、しばらくはいれる」という事でした。彼女はヴォーカリストという事なので、歌も聴けそうです。

 そして入口近くのテーブル席に着きました。3時過ぎ頃で、まだ演奏は始まっていませんでしたが、店内はほぼ満員でした。後ろの大きなテーブル席を見てみると、その中に村山先生の姿がありました。駅でも会いましたが、かなりの二日酔いのため、調子が悪そうでした。でもまだ3時過ぎなので迎え酒は出来ません。というのが村山先生のアルコール解禁時間は5時と決まっているのです(笑)。

 そのテーブル席にいたある女性から「○○です。お久しぶりです。」と。この時は「MARKA」と名乗っていましたが、20年近く前にライブやセッションを一緒にしていた女性ヴォーカルの方でした。おそらく15年以上は会っていません。とても久しぶりでした。

 カウンターを見ると、2日前のコットンクラブのセッションで会った、サンフランシスコ在住の素晴らしいベーシストのアーロンがいるではないですか。どうやら彼は日本にいる間はセッション荒らしをやっているようです(笑)。こんな素晴らしい外人ベーシストがセッションに来るなんて、他の参加者はとても嬉しいでしょうね。私の顔を見るなり、「おお!ピアニカの方じゃないですかー!Your ピアニカ、すごいですねー!」と。やはり印象は鍵盤ハーモニカの演奏のようです(笑)。で、「いやー、久しぶりですねー。」だと(@_@)。若干日本語でギャグが言えるようです(笑)。いやはや、再びこの強烈なベースプレイが聴けるとは楽しみですねぇ。

 私が座ったテーブル席は4人掛けの小さなテーブルでしたが、私が入店した後に入って来て、たまたま私の横に座った女性の方がいて、その方がヴォーカルの西川珠香子さんという方で私は初対面でしたが、彼女は園田紗登美ちゃんが数日前に新宿のJに遊びに行った時に歌っていたらしく、紗登美ちゃんは既に知っていました。こんな出会いもあるんですよね。

 マスターがセッション開始の挨拶をし始め、そろそろ始まるかなという時、村山先生からある男性を「ピアノの湊さんです。」と紹介されました。村山先生からよくその名前は聞いていましたが、札幌出身のペテランピアニストの湊孝夫さんでした。素晴らしいピアニストという事は聞いていて、私は初対面となりました。

 そしてセッションの始まりです。まずはハウスバンドの3人にテナーのマスターの高橋さんとピアノの湊さんが加わって5人の演奏です。落ち着いた素晴らしい演奏でした。正に「大人のジャズ」です。セッションというと若者の少々とんがった演奏や、アマチュアの練習的な演奏のイメージもありますが、T'sの演奏はそうではなく本当の意味でのジャムセッションです。これがT'sのセッションの醍醐味です。まあハウスの3人は一流のプロだし、ピアノの湊さんもプロだし、マスターのテナーもプロ級ですから、当然といえば当然なのですが、まず1曲目のハウスバンドの演奏が他とは違います。聴いていてとても心地よいです。今日もいいセッションになるぞ、とワクワクしますねぇ。

 2曲目からは塩本さんの仕切りでセッションです。この日も「塩本マジック」というか「T'sマジック」というか、この店ならでの色々な組み合わせのセッションが行われました。T'sは普通ではあり得ない組み合わせのセッションが結構行われます。参加者が沢山いても、ギターデュオ、や、ヴォーカルとピアノのデュオ、等、わざと小編成でやってもらう事がよくあります。これもT'sのセッションの特徴です。

 途中から来店した私の知り合いも結構いました。

 ギターの小泉清人さん。歳は私よりかなり上です。小泉さんとは知り合って16、7年になるでしょうか。初めて会ったのは当時理科大ジャズ研でよく使っていたスタジオのセッションでした。私の知り合いたちで企画したセッションだったと思いますが、私の知り合いが小泉さんに声を掛けました。それ以来よく一緒にライブや仕事をしましたねぇ。知り合った頃は小泉さんはサラリーマンをやりながら演奏していましたが、いつだったか昼の仕事を辞めてプロになりましたね。この前年には福岡のバックステージというライブハウスでのライブのために九州へ来られたそうです。たまにそういう事があるらしく、これからは福岡でも会えるかもしれません。ギターだけではなくベースも演奏します。ギターは普通のエレクトリックだけではなく、アコースティックギターもやります。すべてプレイはいいですよ。また、ウェスモンゴメリーが大好きで、翻訳本も出版しておられます。

 ギターの岩見淳三さん。岩見さんも歳は私よりかなり上です。岩見さんはずいぶん長い間、日本のナンバー1ビッグバンド「シャープス&フラッツ」で演奏しておられます。私とは一度だけ、約10年前に浅草のHUBでクラリネットの谷口英治君のバンドで一緒に演奏しました。岩見さんにその話をしたのですが、覚えていて頂いてました。岩見さんと会うのはそれ以来なので10年ぶりになりますね。小倉のビッグバンドというライブハウスにたまにライブをしに来られているようなので、都合がつけば行こうと思っています。

 ヴォーカルの国貞雅子ちゃん。通称クニクニ。彼女は山口県下関市出身で、5年ぐらい前に北九州のライブハウスで初めて一緒にライブをやりました。その後すぐ彼女は東京へ引っ越したのですが、その頃私は東京へよく遊びに行っていたので、東京で親しくなりました。パワーのある素晴らしい歌です。

 テナーの御子柴秋彦(みこしば)さん。ミコさんとは3年ぐらい前に北九州のセッションで会いました。ミコさんは関西出身なのですが、その当時は単身赴任で北九州に住んでいました。2年間ほど北九州にいましたが、突然会社の都合で今度は東京へ単身赴任する事になったのです。そしてこの日、T'sのセッションに来て頂きました。T'sは初めてとの事でしたが、どうやら以前関西で塩本さんにお世話になっていたらしく、ちょうどいい機会だったようです。この日はテナーを修理に出していたためソプラノで参戦。相変わらずのミコ節が炸裂していました。

 ドラムの細田崇雄君。彼とはこのT'sのセッションでよく会いました。T'sではもうすでに常連ですね。彼も少しずつプレイがよくなってきてますね。

 ヴォーカルの松岡ゆかりちゃん。彼女とは何度か一緒にライブをやりました。彼女は歌だけではなく、初心者向けのセッション講座や譜面の書き方講座などをやっています。

 ドラムの横山和明君。この日は用事があったらしくセッションの最後のほうに来店し、結局演奏はしませんでした。彼とはT'sのセッションと高田馬場のコットンクラブのセッションで会ったのと、T'sのハウスバンドを2回一緒にやった事があります。彼の経歴は説明するまでもないのですが、16歳の時に渡辺貞夫のグループのドラマーに抜擢される、という当時の超大物高校生でした。一時期ナベサダグループにやけに若い高校生ドラマーがいたのを知っている人は、そう、その彼が横山君です。ナベサダグループを去ってからも言うまでもなく、あちこちのグループで大活躍しています。その彼ももう23歳ぐらいかな?といっても十分若手ですが(笑)。この日は演奏はしませんでしたが、記念写真は撮りました(笑)。

 サックスの日比野則彦君。彼は時間の都合がつかず、セッションが終わって来店しました。彼とは10年前ぐらいにテナーの岡崎正典君の紹介で、日比野則彦フォーサックスという4人のテナーのグループをしばらくやりました。その後も彼から誘われて色々な仕事をやりました。私が北九州に戻ってからも鹿児島まで行って一緒に演奏した事があります。彼は一時期福岡県に住んでいた事もあるらしく、そういう事もあって親しくなりました。ただ、この日はセッションが終わっての来店で演奏はしませんでした。

 そして最後になりましたが、私にとってはとても重要な方、それが、

  「ヴォーカルの鈴木道子さん」

です。ベテラン歌手で、私とは縁があって、このセッションも声をかけたところ、わざわざ来て下さいました。これから書く出来事は忘れもしません。17年前の事、1991年12月31日、私は26歳、当時新宿の歌舞伎町にあったカーニバルというライブハウス(閉店してしまいました)での大晦日オールナイトライブでした。もう亡くなられたピアノの本田竹廣さんが全体的なリーダーで、全部で7、8バンドぐらい出演していて、私はこのライブを友人たちと見に行っていました。このイベントの途中でした。年を越えて何バンド目だったか、鈴木道子さんが出演しました。バックは本田さんのトリオでした。私は実は子供の頃から歌というものが嫌いで、この当時もそうで、ジャズヴォーカルというものは好きではなかったのです。ヴォーカルライブの時間というのは私にとって退屈な時間でした。ところが鈴木道子さんの歌が始まると・・・それまで聴いた歌とは全く違ったのです。とにかく感動しました。終わっても「もっと歌って欲しい」と思いました。こんな事は初めての事で、私はこれがきっかけでジャズヴォーカルが好きになったのです。私は鈴木道子さんから「その後の私の人生が変わった」ほどの影響を受けました。で、これを私はHPの歴史のページに出しているのですが、ある時に鈴木道子さん本人から直接、「鈴木道子です。こんな事を書いてもらってとても嬉しいです。」とメールが来たのです。驚きましたねぇ。まさか本人から来るとは思いませんよねぇ。それでその後もお付き合いをさせてもらっていて、このT'sのセッションも連絡したところ来て頂いた、という事なのです。鈴木道子さんは私にとっては一番あこがれの歌手なのです。

 他にも、私は初対面となる、ギターの宮崎信義さん、女性ギターの志賀由美子さん、若手ベースの佐藤有介君、その他名前がわからない方も大勢いらっしゃしました。この日のT'sセッションは、途中でのお客さんの出入りも多かった上に、常に椅子の取り合いになっているほどの混雑ぶりでした。

 1つ1つのセッションについては詳しく書きませんが、少しだけ。私がメインで紹介された時は、久保田浩(p)、塩本彰(g)、佐藤<ハチ>恭彦(b)、広瀬潤次(ds)、と、これはこの日私にとってベストメンバーですね。曲は「I'll Close My Eyes」でした。周りの素晴らしい演奏で私も気持ちよく演奏出来ました。で、これと連続してではなかったですが、このメンバーにヴォーカルの鈴木道子さんが参加し、「East Of The Sun」「Easy Living」の2曲を歌いました。それまでも素晴らしい歌のセッションがあったのですが、道子さんが歌い始めると場の雰囲気が変わり、セッションが見事にライブに変わりました。う〜ん、さすがですねぇ。とにかく素晴らしい歌でした、私以外では、ギターの岩見さんと宮崎さんのデュオ、ギターの小泉さんと志賀さんのデュオ、とデュオコーナーもあり、それ以外でも沢山の素晴らしいセッションが繰り広げられました。ベースのハチ君はアルトも持って来ていて、曲によって参加。これも素晴らしいプレイでした。理科大ジャズ研の大先輩の村山先生は二日酔いと言いながらも素晴らしいベースプレイをやっていました。この日はかなりの曲数を演奏していました。ただ、アルコール解禁時間の5時までは、演奏が終わるたびに「吐き気がする」と言っていました(笑)。解禁後はというと、「調子が良くなった」と・・・う〜ん、さすがジャズ研出身です(笑)。福岡から参戦の園田紗登美ちゃんももちろん歌いました。この日もやはり評判は良かったです。

 そして最後のセッション曲になり、それが終わってマスターが挨拶をして、セッション終了です。終電までは店で歓談です。

 終電の時間です。園田紗登美ちゃんもたまたま私と同じく新宿のホテルらしく、国分寺駅から新宿駅までJRで一緒に帰りました。ここで紗登美ちゃんとはお別れです。私はもう1日ありますが、彼女は翌日の昼に新幹線で帰るという事でした。私は新宿でラーメン(なぜか博多ラーメン)を食べて、ホテルへ戻りました。時間は深夜1時過ぎぐらいでした。


2009/01/19(月) 画像
★ライブ鑑賞&飛び入り 新宿【J】 諸田富男プロデュース「New Voice Vol.124」

 遊味(vo) maco(vo) 阿部智子(vo) 槙田友紀(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)
 飛び入り:久保田浩(p, k-harm) 清水貴和子(vo) 山口新語(ds, 演奏なし)

 東京4日目。最後は、私が東京時代に一番お世話になったドラムの諸田富男さんのプロデュースするライブです。行けば必ず飛び入りさせられます(笑)。場所は新宿のJ。ホテルから歩いて行けます。

 このライブは「New Voice」と名付けられていて、内容は毎回新人ボーカルが3人参加してのヴォーカルの企画ライブです。この日は124回目だそうで、月に1回やっているので、もう10年以上やっているようです。やっているというか、考えたらこの最初の頃は私が諸田さんに誘われてやっていたのでした。それがずっと続いていたんですね。私が北九州へ戻ってきて、その後東京へツアーをしに行っている時にも何度か誘われてやりました。

 ドラムの諸田さんとも長いですねぇ。もう20年になりますねぇ。初めて会ったのは私が吉祥寺の赤いからすのセッションに遊びに行った時で、その時ハウスバンドでドラムを演奏していましたが、それからこんな長い付き合いになるとはですねぇ。今までで一番沢山よく一緒に演奏し、一番よく一緒に飲んだ方です。思い出は沢山あり過ぎて書ききれませんね。歳は私より17年上で、この前年にめでたく還暦を迎えました。

 ベースの林正男さんとも16、7年近くなるでしょうか。初めて会ったのは諸田さんの仕事で吉祥寺のストリート演奏でした。まだ林さんがサラリーマンをやっていた頃です。私もセガの社員でした。その後は林さんともこれまで、それこそどれだけ一緒に演奏し、どれだけ一緒に飲んだかわかりません。一種の腐れ縁です(笑)。

 ピアノの槙田友紀ちゃんは、確か彼女がバークリーから帰ってきて割とすぐの頃、どこかのライブハウスで一緒にいて、その時にすれ違ったのが最初です。何度か会っているうちに親しくなり、仲のよい友人となりました。彼女とも酒飲み仲間です(笑)。ま、カワユい後輩みたいなもんですよ。

 ヴォーカルの3人は新人ですから私は知らない人たちばかりです。

 この日のバックの3人ですが、3人とも私がよく知ってるというのもあり、突然行って驚かしてやろうと、あらかじめの連絡を敢えて取りませんでした。

 夕方ホテルを出て、軽く食事をして、歩いてJへ。店に入ると、ヴォーカルの人たちはいましたが、バックの3人はいませんでした。店の人に聞くと「隣の居酒屋へ行きました」と。おっ、これはいつものごとくJの隣の「くしろ」で飲んでいるに違いない。という事でくしろへ行ってみました。

 店に入ると諸田さんが1人だけいて飲んでいました。携帯の画面を見ています。私には気が付いていない様子でした。近づいて行って、「諸田さん!」。やっと気が付きました。「ん?あれっ?じみたじゃんか!え?どうしたの?」と(笑)。事情を話して納得の様子。すぐベースの林さんも来ました。「あらー!じみたさんじゃーん!」林さんもかなり驚いていました。そしてその後すぐピアノの友紀ちゃんも来ました。「あれー!じみたさーん!」。これじゃあ驚きの3段活用ですな(笑)。4人でくしろで少しだけ飲んで、Jへ戻りました。

 店へ戻ると、歌の曲の打ち合わせなのですが、当然の如く、私はバックメンバーの一員状態(笑)。これは飛び入りとかそういうレベルではありませんな。まあどちらかというと私は一緒に演奏出来るならそのほうがいいのですよ。

 打ち合わせが終わってライブ開始時間を待っていると、入口から男性客らしき人が中に入り、私のところへ来て「お久しぶりです!」と。よく見ると、ドラムのバクちゃん(山口新語)ではないですか。彼にはあらかじめメールしておいたのですが、オフがなくて、この日の自分の仕事が始まる前にJに寄って私に会う程度の時間しか取れなかった、との事でした。そこまでして来てくれるというのも嬉しいですね。彼とは10年ぐらいの付き合いになります。初めて会ったのは四ッ谷のウィルという店でテナーの岡崎正典君のグループでした。それ以来色々な仕事で私とも一緒にやってきた素晴らしいドラマーです。彼と会うのは4年半ぶりぐらいでした。時間がないとの事で少しだけ会話して彼とは分かれました。

 そして1ステージ目です。Jは全部で3ステージあります。私はまず鍵盤ハーモニカで参加。インスト1曲に歌が6曲でしたが、ヴォーカルは私の分の譜面がないので、慣れていない1曲を除いた5曲に参加しました。お客さんも結構入っていて盛り上がりましたね。

 休憩時間はメンバーと歓談です。歓談中、入口からどこかで聞いた事あるような強烈な「ガハハハ!!」の声が・・・ヴォーカルの清水貴和子ちゃんでした。貴和ちゃんのバヤイ、もうその笑い声で100km先から存在がわかってしまいます(笑)。実は貴和ちゃんからは、この日の昼にメールがありました。「私(じみた)が確実にJに行くならあたしも行ってみようかな」と。私は「確実に行く」というより、先ほどのバクちゃんの例もあるし、誰が私に会いに来るかわかりませんから、一応最初から最後までJにいる予定です。その返事をしたら、やっぱり来てくれましたね。なんでも11時過ぎぐらいの夜行バスで新潟へ行くので、新宿のバス乗り場にそのぐらいの時間に着いていればよい、との事でした。これで貴和ちゃんの飛び入りも確定です。貴和ちゃんとは16、7年ぐらいの付き合いになります。初めて会ったのは代々木のNARUで彼女が遊びに来た時です。それから色々一緒にやりましたねぇ。最後に会ったのは3年前で、場所は北九州でした。この時は彼女が福岡にライブツアーをしに来ていました。

 2ステージ目。ギターの人の飛び入りもあって、私は再び鍵盤ハーモニカで参加。インストの曲が終わって、まずは貴和ちゃんの歌です。私はピアノで参戦。相変わらずの貴和子パワー&貴和子節が炸裂していました。素晴らしかったです。その後、この日メインのヴォーカルの方3人の歌です。私は4曲ほどピアノで参加しました。

 終わってしばらく歓談です。途中で貴和ちゃんがバスの時間になりお別れの挨拶。

 そして最後、3回目のステージです。1曲私はピアノトリオでインスト。その後、鍵盤ハーモニカで1曲インスト。その後ヴォーカル3人の歌です。これでライブは終了です。

 終わってどこからか「内田さんが来てるよ」との声が。理科大ジャズ研の大先輩の内田さんと美人会社秘書(^_^)の松尾浩子さんでした。浩子さんからはあらかじめ「4日間のどれかに行きますよ」と連絡ありましたが、この日に来ましたね。内田さんと浩子さんとは3年半ぶりです。

 楽器を片付けて、他のメンバーとも歓談して、最後は内田さんと浩子さんの席に行きました。

 時間も遅くなり、歓談中、他のお客さんたちが帰り始め、ヴォーカルの3人と友紀ちゃんも帰り、私たち3人と諸田さんと林さんだけになりました。記念写真を撮って、諸田さんと林さんともお別れです。

 閉店の時間になり、私たちも店を出ました。そして内田さんと浩子さんともお別れです。私は歩いてホテル方面へ向かいました。食事をしてホテルの部屋へ。深夜1時過ぎぐらいでした。


2009/01/20(火)
★帰郷

 東京5日目。この日は帰るだけですが、1つだけ用事がありました。地元でやっている通称「井島塾」と言われる、ベースの井島さんが主体の、まあリハーサルバンドというか勉強会ライブのようなものです。私も空いている時は参加しています。絶対に行かないと行けないのではないですが、この日はあらかじめ予定していたので、東京から直接井島塾をやっている小倉の南国ビルにあるダンヒルショットへ向かう事にしました。

 時間の余裕がかなりあったので、チェックアウトは時間を延長してもらって昼の1時。新宿3丁目の駅から地下鉄丸の内線に乗って東京駅へ。切符を買い、ビールを買い、2時過ぎ東京発で8時頃小倉着の新幹線に乗り、無事小倉に着きました。


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