All The Things You Are
あのイントロとエンディングはどうなの?

 禁断の話ですかね(^^;)

 あくまで私が思う事です。

 All The Things~ のインストセッションで必ず演奏される有名なイントロとエンディング、これはチャーリー・パーカーの演奏が元ですよね。

 これをセッションでいつ頃から付けるようになったのかは分かりませんが、少なくとも私がジャズ研に入った頃も演奏されていたので、かなり前からでしょうね。

 私ですが、これをセッションで毎回演奏するのは好きではないのです。

 御存知の方もいるでしょうが、例えば管楽器の方が私に「あのイントロをお願いします」と言ったら「あれは好きではないので違うのをやります」と言って違う事をやります。でもエンディングは仕方ないので、やるしかないですが。

 パーカーはもちろん否定しませんよ(^^;)

 これはパーカー自身の演奏で、当時のアレンジとしてはおそらく斬新でしょうし、大変素晴らしいと思います。1つのアレンジとして聴く分は全く問題ないです。

 でもそれをセッションでいつもいつも演奏するのはどうなのか、と。演奏するどころか、このイントロとエンディングを含めてこの曲と思っている方もいると思います。

 歌ではあまり使われませんよね。バラード(多分オリジナルはバラードですよね)で歌われる事も多いです。Verse が付いている事もあります。

 私がこの曲で好きなのは、
・スローボサ
・歌ではバラード
です。スローボサは、例えば遅い Dindi とかのイメージです。そのほうが綺麗だと思うのです。歌は、まあスイングでもいいのですが、本当はバラードが好きです。どちらにしても遅いテンポです。

 好きな感じがこうなので使わないほうがいい、というのもあります。

 要するに、私が思っている事は、パーカーのアイデアは素晴らしい、でもジャムセッションで毎回毎回付け足すのはどうなのか?です。

 もしライブでたまにしか演奏されない状況だったら「おっ、パーカーのだ。渋い事やるなあ。」とかになっていたと思うんですけど。

 という事で、このイントロとエンディングに関して私が思う事でした。




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