バックが勝手にコードを変える?!

 特にセッションでの歌のバックですが、これ、ちゃんとしたライブ以外では割と行なわれている事だと思います。

 なぜかというと、歌の方が持って来た譜面のコードが、一般的で無かったり、残念ながら間違っていたり、演奏者の好みと違ったり、などあるからです。これはバックの人が曲をきちんとやろうという意図です。決してイジメではありません(^^)

 ここではピアノとベースの話とします。

 まず、なぜ私がこうなったかというと…

 東京在住時代、少しずつ歌の伴奏が増えて来た頃、ベーシストは私より曲を知っている方のほうが多く、その中で、譜面どおりに演奏しない方もいたのです。本番前や本番後にコードを教えてくれる方もいました。他にも、本番中に私に顔を向けて、「そのコードはこれだ!」とベースラインを弾く方もいました。実はこれ、結構ありました。1回では理解出来なくても、コーラスが回って2、3回あると、その部分って余計に記憶に残ってしまうのです。

 こういうのを積み重ねていくと、今度は逆にベーシストのほうが曲をあまり知らなかったりする機会が増えていき、逆に私がそういう事をしてしまうようになりました。

 ただし、ピアノのコードを聴いて変えられる方だけです。これはですね、変な言い方ですが、1回目で私が譜面と違う事をやった時に、ベーシストが慌てた場合です。慌てるというのはピアノを聴いている証拠ですから、こういう方は2回目以降は合う可能性があります。
…思い返すと、私も昔ベーシストたちに試されたんですよね。

 あと最初からベーシストに「これ、譜面じゃなくてメモリーで」という事もあります。「メモリー」、覚えているコード、という事ですね。

 まあそんなこんなで、バックが勝手にコードを変えてしまう現実を暴露してしまいました。
暴露というほどでもないか。知っている方も結構いるでしょう。

 あっ、しっかりリハまで行なうライブではこんな事はないので御安心を(^^)

 という事で、バックが勝手にコードを変える事についてでした。




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