再燃1回目
1994年4月

 1994年4月、病院に行かなくなって2ヶ月後のことです。また下痢が始まりました。「潰瘍性大腸炎だけは勘弁してほしい」と何度も願いました。でも市販の下痢止めでは一向に良くならず、そのうち下血が始まりました。この時「一生この病気かも…」と思いました。この頃は会社を辞めてすぐで、何も仕事をしていませんでした。ピアノのほうもそれほど仕事がなく、いわゆるプー太郎の状態でした。

 仕方なく自宅から歩いて行ける護国寺近くにある東京大学付属病院分院へ行きました。医者に症状と前回が潰瘍性大腸炎だった事を言うと、なんとその日に大腸内視鏡検査をする事に。そして潰瘍性大腸炎が確定となりました。病変部は前回と同じく、肛門部から大腸の左側部分まででした。

 薬は最初ステロイド無しでサラゾピリンだけだったのですが、全く良くならず、ステロイド剤のプレドニンが追加され、だんだん良くなりました。

 1995年始め、ほとんど症状は治まりました。

 その後、この年の5月ですが、昼の仕事の都合で群馬へ行く事になり、症状もすっかり治まっていたので、結局、病院へ行かなくなってしまいました。